以前に特集しました、深センの中でもトップレベルの美味しいラーメン屋「壹松」ですが、この度2019/3/3を持って閉店することが決まりました…味は文句なしに美味しいのですが、やはり高騰する地価には勝てなかったようです…
店主から最後に、感謝を込めて Shenzhen Fan 限定のサービスをいただきました。
ラーメン壹松とは?
2018/11/27にオープンしたラーメン屋。店主の王さんは日本に10年在住し、麺処「ほん田」「麺屋翔」などの名店で修行を重ね、日本でも数店舗ラーメン屋を経営した実績の持ち主。主に博多系ラーメン等を扱い、毎日こだわりを持って仕込む姿勢は日本のラーメン屋そのものです。
オープニング時の様子はこちらから↓
厨房の様子
特別に厨房の中を見せてもらいました。
厨房内は日本のラーメン屋と同じ作りのようです。
そして、自家製麺機も備わっています。
日本から取り寄せたこの製麺機で毎日製麺しているのだそう。ラーメンの種類に合わせて麺も違うのだそうです。
メニュー
まず、日本人の一番人気は味噌ラーメン。
これ、ただの味噌ラーメンではありません。食べてみないと表現するのが難しいのですが、非常に深みがあります。
なぜかというと、店主はこの味噌を毎晩仕込んでいるからです。
北海道から仕入れた味噌に、リンゴをすりおろして、豆乳を混ぜているのだそう。
しかも豆乳は自家製!毎晩大豆から豆乳を作っているとのこと。(市販の豆乳は甘すぎてダメなのだそうです)
他にも…
オリジナルの混ぜそばも。
店主が以前日本のイタリアンレストランでアルバイトしていた時に、イタリア人シェフからドレッシングの作り方を教わったそうで、そこからヒントを得てサラダ風混ぜそばを考案したとのこと。美味しいです!
そして…
これは、隠しメニューとなります。店主に尋ねると出してくれます。味の分かる人(主に日本人)に食べてもらいたいとのこと。
エビとチキンを合体させたサイドメニュー。一晩かけてタレにつけているのだそう。
チャーシューにもこだわりが。
非常に珍しい、皮付きのレアチャーシューです。
なぜここまで…
店主のこだわりを聞いていると、本当にラーメンが好きで、ラーメンに命を賭けている感じが伝わってきます。
なぜそこまでこだわるのか聞いてみると、以前の師匠から「ラーメンは手間暇を惜しんでは絶対にいけない」と教えられたからだそう。
確かに、ものすごく美味しいです。個人的にも深センでトップを争う美味しさです。そして値段も安い。
ただ、中国人・日本人両方の舌に合うのかというと難しいところで、例えば味噌ラーメンは本当に美味しいのですが、中国人の方からすると味が濃すぎて口に合わないとのこと。中国人向けの激辛ラーメンやその他メニューは好評でファンも多いのですが、お店の立地があまり良くないのに加え、賃料が高いため経営的には難しかったようです。
最後に Shenzhen Fan 限定サービス!
店主は最後に感謝を込めて、この最後の3日間、Shenhen Fan 向けにサービスを提供してくださいました。
Shenzhen Fan のWeb画面を見せると、味玉無料! そしてアサヒビール半額!
閉店は寂しいですが、この最後の3日間、まだ訪問されていない方はぜひ一度食べてみてください!
アクセス・ロケーション
住所: 深圳市福田区百花三路南天商业楼一栋107A
電話番号:0755-26411791
営業時間:11:00−22:00 (年中無休)地下鉄7号線 黄木岗駅 A出口 徒歩約 9分
地下鉄7号線 华新駅 E出口 徒歩約 15分
華強北電子街の北側から、自転車を使えば約5分です!
華強北近くをお通りの際はぜひお立ち寄りください。