先月、Shenzhen Fanでも取材させていただいた深センの日本人経営電子機器工場 「JENESIS(创世讯联科技深圳有限公司)」にて、オープンデイが開催されました!
このオープンデイは、深センの「ニコ技深圳コミュニティ(Nico-Tech Shenzhen)」主催で月1回のペースで行われているもので、
今回は深圳大学の学生さんや主婦の方、香港在住の方、深センに旅行で来られている方、貿易やマーケティングをされている方などハードウェア関係に詳しくない方も多数参加されていました。
(Shenzhen Fanも今回初めての参加でした!)
さっそく、開催レポートをお伝えします!
目次
JENESIS企業紹介
まず、JENESIS代表 藤岡 淳一さんによる会社説明が行われました。
深センならではの特性を生かして、この工場から次々と製品が生まれています。
工場見学
工場内はクリーンに保たなければならないので、帽子と靴カバーを被せて見学です。
前回はタブレットを製造していましたが、今回はその製造ラインがラップトップに変わっていました。
訪問するたびに違う製品を作っているので、毎回新たな発見がありますね!
ゲストスピーチ
Shenzhen Fan
Shenzhen Fanからは、当サイトのコンセプトや4月19日から行われる深センデザインウィークについて紹介をさせていただきました。
[Swie.io] Ben Zhai氏
次は、Swie.ioのCEO Ben Zhaiさんによるスピーチです。
このSwieという会社は、北京とスイスで創業したスタートアップなのですが、最近注目を浴びていて
この写真だけではうまく伝わらないのですが(すみません…)、工場で新しく製品を作るためには、機械の設定など前準備に多大の時間と労力が取られるのだそうです。
SwieはクラウドやAI等の技術を使い、そのようなセットアップを効率化してもっと時間短縮できるようにするサービスとのことです。こういうところからもイノベーションが生まれているのですね!
[東京大学] 伊藤 亜聖先生
そして、東京大学 准教授 伊藤 亜聖先生のスピーチ!
伊藤先生は東京大学の「比較現代経済部門」に所属しており、中国や深センの経済について深く研究されています。
場所(上海と深センの比較など)や、時間軸(2010年以前と、2010年以降の深センの比較など)の観点から考察されたり、切り口が鋭いです…
「深センは、(ドローンなど)今まで世の中に存在しなかったものを作り始めてきた。先頭に立ったたためコピーするものがなくなったが、次々と新しいものを生み出している。そしてそれらを生み出している会社のほとんどがわずか数年前に創業したベンチャーである」
といった話など、非常に興味深い内容でした。
ニコ技深圳コミュニティ活動報告 高須 正和氏
続いては、高須 正和さんによる「ニコ技深圳コミュニティ」の紹介と近況報告です。
コミュニティの方々は、日本企業/スタートアップを深センで支援したい、という想いを強く持っていて、コンサルティングや講演会、また深セン各地の工場見学なども行なっています。
ニコ技深圳コミュニティについては、以下のリンクを参照ください。
その後質疑応答が行われ、色々な質問が飛び交いました。
(藤岡さん・高須さんに尋ねたいことがあれば、この場でどんどん質問することができます)
参加者同士で新たな友達ができたり、楽しい1日でした!
食事会
夜の食事は、地下鉄5号線「兴东」駅近くの湖南料理でした。
野菜鍋ですが、野菜をしゃぶしゃぶのような形で食べたり…
豚肉に衣のついた(トンカツかと言われれば少し違う)料理など、日本にはない料理でした。
しかし全部美味しいです!日本人の口に会いますので、気になる方は一度食べてみてください!
次回のオープンデイは…
次回(2019年5月)のJENESISオープンデイは、5/13(月)に開催されます!
ハードウェアに詳しくない方も、深センのことをほとんど知らない方も気軽に申し込むことができますので
ご興味ある方は以下のリンクから「参加予定」にチェックをしてみてください(予定がまだ分からない方は「興味あり」にチェックすることをお勧めします)
外国で、会社や工場を訪問するのは勇気がいりますよね。
このようなオープンデイのおかげで、(特に初めての方にとっては)気持ち的なハードルが下がるのでぜひこの機会を活用してみてください!