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「GINZA SONY PARK」ソニー企業 永野大輔社長トークセッション (深圳湾万象城)

2018年8月9日、銀座の一等地にあったソニービルが突如消え、「Sony Park」という公園に変身したというニュースで話題になりました。

2019年6月22日、このプロジェクトを先頭に立って進めたソニー企業 永野大輔社長が深圳湾万象城を訪れ、深セン・中国の都市計画に携わる著名な3者とのトークセッションを行ないました。

ここで話されたエピソード、実は中国初で日本でも一度しか話したことがないのだそうです。
ソニープロジェクトの経緯やコンセプト、そして今後の展開について分かりやすく教えてくださいました。
ソニーパークの細部に至るこだわりや工夫、そしてソニーブランドとの関係など、全てがものすごく興味深い内容でした!

司会進行は、先日森岡書店のイベントでもキュレーターを務めた DREAM LABO(未来預想図) の Chief Editor 赵慧(ZHAO HUI)さん。

DREAM LABO(未来預想図) Chief Editor 赵慧(ZHAO HUI)さん

当イベントは、DREAM LABO(未来預想図) / 深圳湾万象城の前檐(YAN)書店 / 东方出版社 の合同企画で行なわれました。

ソニー企業 永野大輔社長

Sony Parkを管理するソニー企業の社長を務めている永野さんは、以前はソニー平井(元)CEOの元にいましたが、その時に始まったプロジェクトが、この「Sony Park」なのだそうです。

ソニービル

このSony Park、以前はソニービルが建っていました。

この写真は、ソニービルが建てられる前の銀座の風景。

1966年に、ソニー創業者 盛田昭夫さん(左)と、建築家 芦原義信さん(右)の2人によって、ソニービルは建てられました。

当時は非常にモダンなビルでした。横の壁にはブラウン管(2300個)を並べた斬新なデザイン。

ソニービルは、その後一度建て替えを行います。

初代ビル建設当初、ソニーは家電を扱っていました。
しかし50年の間に、映画・音楽・ゲームなど、ソニーの事業形態は大きく様変わりしていきました。
一方で、ビルはそのまま変わりません。だんだんソニーのビジネスとビルの形がアンマッチ(不整合)してきました。

そして2000年代、ソニーの経営状態は厳しくなります。
世間から、銀座のソニービルは「変わることのできないソニー」「変われない象徴」だと言われてしまいます。
ソニービルは情報発信の場として建てられたのに、ネガティブな印象を持たれてしまったのです。

2013年5月、当時の平井CEOによって「ソニービルを建て替える」という意思決定がなされました。

建てるのであれば、SONYらしく建てたい。

検討するにあたり、まず「SONYって何だろう?」というところから考えました。

答えはこれです。

「人のやらないことをやる」

「人のやらないことをやる」

これがソニーのDNA・アイデンティティ。ソニーの原点に戻って考え直しました。

だんだんと東京オリンピックが近づき、周りがどんどんビルを建て始めています。ソニーはどうするでしょうか?

驚きの行動に出ます。

「すぐに建てない」

周囲が東京オリンピックに間に合わせるべく急ピッチで建設を進める中、人のやらないことをやり始めました。

じゃあ、何をするのか?

公園を作る

公園を作ることにします。

ビルを徐々に取り壊して…

本当に公園を作ってしまいました!しかも銀座の一等地に!

「街に開かれた施設」「銀座の庭」

この公園、ただの公園ではありません。「街に開かれた施設」というコンセプトで作られました。

ソニービル設立当初、創業者の盛田さんはソニースクエアというパブリックなスペースを作り、そのスペースを「銀座の庭」と名付けました。

その概念に基づいて設計されたSony Park、2018年8月9日にオープンしました。

オープニングイベントは大盛況。楽しそう!

スカパラと永野さんと平井さん

でもこのソニーパーク、現時点ではテンポラリーな施設なのです。

2022年には別形態に

この図を見ると分かるように、2020年まではパーク、その後2022年には別形態のものになるのです。

最初に公園を建てる → そして、公園を縦に伸ばす

…縦に伸ばす!?

このプロセスは、建築業界にとっては全く新しいもので、イノベーションなのだそう。

なぜ公園?

銀座は日本で一番地価が高い街の一つとして知られています。

そんな一等地に(スペースを無駄にするような)公園を一企業が作るのはもったいなさすぎて通常考えられません。
建築家からしてみれば「お前はアホか?」と言われるようなことを行なっているんです。

でも!

銀座の実情を考えてみますと、
銀座には公園がなく、休憩スペースもありません。カフェなどで休もうとしても高く付いてしまいます。

でも、公園なら休憩はタダです。
そしてこの公園、ソニー製品は一切置いていません!(←え?)

「ここでしかない」公園

このソニーパーク。地下にはいくつかお店が入っていますが、ソニーと関係がありません

パーク内には6店舗

現在入っているお店は以下の6店

  • アヲ
  • MIMOZA GINZA
  • TOKYO FM
  • TORAYA CAFE AN STAND
  • THE CONVENI
  • BEER TO GO

この6店舗に入ってもらうに当たって

「他の店と同じものを出さないでください」とお願いしたのだそう。

たとえば「MIMOZA GINZA」は、青山のミシュラン星レストラン。予約困難な上海料理店ですね。
でも”公園にふさわしい店にしてほしい”とオーダーしたところ、
レストランではない新しい形態で出店してくれました。

他にも「THE CONVENI」は、東京で一つしかないコンビニです。

各店舗の詳細は、公式ページをどうぞ↓(全てが興味深い…)

「ここでしかない」「公園らしい」お店にしてほしい(他にあるものなら銀座ソニーパークに来る意味はない
というお願いに各店舗が応えてくれました。

工夫して壊す「実験の場」

開園以来、ソニーパーク来園者にアンケートを取ったところ、
ソニーパークは「(ソニーのものがないので)ソニーらしくないでも遊び心がある」という意見があったそう。

「狙っていたのはまさにそれだ」と永野さん

「工夫して壊す」「余白をデザインする」

地下2階は地下鉄とつながっています。
いろんな人が行き交うこの場所で、ライブを行えるようにしました

ライブハウスのない銀座で、ライブができる。この場を「実験の場」にしたいのだそうです。

理想的な立地

この銀座ソニーパークは、数寄屋橋交差点の角にある特徴的な場所です。

この立地条件でなければ公園として成り立たなかったかも、と永野さん。

なぜならこの場所、三方が開かれているのです(ソニー通り・晴海通り・外堀通り)

ソニーパークは、ソニー通り・晴海通り・外堀通りに囲まれている

東京の一等地で三方が開かれている場所自体珍しいですが、
(公園なので)利用者はここをショートカットに使うことができます

それだけではありません。

エルメスが綺麗に見える「垂直立体公園」

このソニーパーク、地上だけでなく地下も含めて「公園」と呼ばれています。

ソニーパークの隣はエルメス。エルメスの光との相乗効果でとても美しい

名付けて、”垂直立体公園”

例えば、ソニーパークの隣はエルメスのビルがあります。
夜はエルメスのビルの光と街灯によって公園が明るく映し出され、公園自体にライトがいりません。

SNSでは、「エルメスが綺麗に見えるので、ソニービルを取り壊してよかった!」といった意見もあったそう(←ひどい…)

でも、エルメスが綺麗に見えるようになったのはソニーのおかげなんですよね。
こういう形でもソニーパークは街に貢献しているのです。

そして、銀座の街で空を見上げることはほとんどできませんが
ソニーパークなら空も見えます。

増築ではなく「減築」

地上から地下一階に入る時、以前のソニービルが使っていた時の「躯体」(くたい)をそのまま使用しているのが分かります。

以前使用していた配管の穴など、そのまま残している。

ソニービルは、地上8階建て、地下4階建ての構造でした。
ソニーパークは、地上8階部分を取り壊して、地下4階部分をリニューアルして作ったものです。

いわゆるリノベーションですが、これは増築ではなく「減築」という考え方です。
でもこれほどの減築は、日本でも例がありません。

実はすごく難しい

銀座は、昔は海だったため地下水がたくさんある場所です。
そこに建物を立てるとなると(水槽を入れるようなイメージです)、色々な問題が出てきます。

すでにあるソニービルの8階部分を壊すと、どうなるでしょうか?

当然のことながら、軽くなります。
軽くなると…浮いてくるんです。
建物が浮いてしまわないように、ソニーパークには90トンの重りを入れてバランスを取っています

建築的には非常に難しいことをしているのだそうです。

そして、湧水(地下水)もビルの中に入ってきます。(一分間に70リットル!)
そのため、(雨の時などは特に)入ってくる水をポンプアップして外に出す処理を銀座のほとんどのビルは行なっているのだそう。

地上から地下一階へ。扉はない

しかし、ソニーパークは「公園」です。

建物に入ると普通は扉がありますが、公園に扉や壁はありません。雨が降ったら水が入ります。
建築家は「扉は着けるべきだ」と反対しました。

でもソニーは「人のやらないことをやる」のです。

余白をデザイン

ソニーパークを設計するにあたって、最初にしたのが「余白のデザイン」だったそうです。

公園は「緑があるから公園」なのではなく、「余白があるから公園」と定義しました。

公園の目的は、人それぞれです。なぜなら決められていないスペース(余白)があるからです。

地下の「余白」エリア。色々な可能性がある。

余白にテーブルや椅子を置くこともできるし、アーティストのギャラリーにもなる。

用途を決めないようにしたのだそうです。

未来は間違いなく変わる。だったら…

ソニービルは、当初ショールームビルでした。「ショールーム」という用途を決めてしまっていました。
ショールームだと、そこでライブもできないし、映画上映もできません。

今は自分の会社でさえも未来をコントロールすることはできません。
未来は間違いなく変わる。であれば公園の形にするのがふさわしい、という結論に至ったのです。

階段も、地下1ー3階にかけて縦の余白を作りました。

遊び心満載

また、遊び心も入れています。

例えば、ソニービルから外した「SONY」のロゴは、パーク内の吹き抜けのところに配置しています。

この「SONY」ロゴ、外からは見ることができず
男子トイレの中から見えます。ブレードランナーのような世界観ですね。

また、50年前のソニービルの壁も流用しています。

以前のソニービルの隣には店があり、この青い綺麗なタイルの壁は長いこと隠されてしまっていました。

50年前のオリジナルの姿はなくなりつつありましたが、ビル解体時に「いいものは残そう」と、遺跡の発掘をしているような感覚で創業者の盛田さんと建築家の芦原さんのおられた当時のものを使わせてもらったそうです。

境をシームレスに

この公園、地下も三方に分かれていて、駐車場とつながっています。

手前はソニーパークのエリア、向かい側は東京都の駐車場エリア

このエリア、駐車場までは東京都の土地なのですが
駐車場との壁をなくしてシームレスにすることで、公園が広く見えるようになりました。

参考にしたのは、NYタイムズスクエアなのだそう。
タイムズスクエアは、どこからどこまでがタイムズスクエアなのか分かりません。街との境をシームレスにしている実験を行なっているんですね。

毎週金曜日は、無料のライブハウスに!

通常、地下3階にはテーブルや椅子がセッティングされていますが
それらを外すとスペースが生まれてライブを行うことができるようになります。

ここの机と椅子を取り払うことでライブができるようになる

実は銀座にはライブハウスがありません。ここでライブを定期的に開催するとどんなことが起きるでしょうか?

ライブは毎週金曜日に行われています。
仕事帰りの方々が、自分の好きなアーティスト等関係なしに、「ここに来れば音楽を楽しめる」と思って聴きに来ます。
そして、たまたま聴いた音楽がすごくハマって好きになる。という偶発的な出会いが起きています。

「偶発的な出会い」

「この"偶発的な出会い"を大切にしている」と、永野さんは言います。

インターネットの世界で、偶発的な出会いはあまりありません。
自分の知りたいもの、興味のあるものが(検索の)メインになるからです。
でも、知らないものの方が世の中にはたくさんあります。

自分の知らないアーティストとここで出会ってもらいたい。
その偶発的な出会いの演出をソニーパークは行なっています。

ソニーパークの図面を見ると、非常に余白が多いことに気づきます。
この余白を使って、色々なことを行なったそうです。

図面を見ると、ほとんどが余白

オープニングイベントのときは、ローラースケートパークが開設されました。

期間限定で設置されたローラースケートパーク

「#002 HIDDEN SENSES AT PARK」という体験型イベントも。

「TOKYO ART BOOK FAIR」というブックフェアも行なわれ、たくさんの方々が訪れました。

このように、定期的にイベントを企画することによって
「来るたびに何かある」と感じてもらえるような工夫をしているのだそう。

公園では休憩している人も多いので、そのような方々が来てイベントを楽しめるようにしているのだそうです。

「もしソニーが(  )をつくったら?」

お客さんは、ソニーの商品を通じてブランドを考えます。
ソニーというブランドを「クールだ」と感じてもらうには、インターフェースが重要になってきます。

では、「もしソニーが(  )をつくったら?」

この"What If"が、鍵となります。

「もしソニーが(音楽再生機)をつくったら?」

「もしソニーが(ゲーム)をつくったら?」

「もしソニーが(ロボット)をつくったら?」

ソニーは毎回、答えを出してきました。

では…

「もしソニーが(公園)をつくったら?」

答えは…「Ginza Sony Park」になるわけです。

SONYブランドの強化

ソニーパークは、商品・映画・音楽・ゲーム…と同じ位置付けです。
それを見て「イノベーティブで面白い」と感じてもらえるかどうか。

商品やゲームには、「Technology」という言葉が先に入ります。
映画や音楽は、「Cool / Innovative」が連想されます。

「Cool / Innovative」だけでは社会的に信頼されるには不十分です。
社会的価値を作っていくには「Social Good」の要素が必要です。

このソニーパークにより、「Social Good」の要素が加わりました。

(映画・音楽)「Cool / Innovative」+(公園)「Social Good」

これにより、ソニーのブランドはもっと強くなります。

ソニーパークは「都市における公園を再定義し、新しいライフスタイルと空間スタイルを問う」新しい公園です。

QAセッション

QAセッションでは、「社内で反対されなかったのか?」といった質問が出ましたが、

永野さん曰く、平井元CEOはとてもユニークな人で、ビルを建てずに公園にしたい案を伝えると「面白い。やろう。すごいソニーらしいじゃん」とバックアップしてくれたのだそう。そして、ソニー社内に人のやらないことをやるというカルチャーがあったからできたのだそうです。

公園だと利益が出ない、といった意見も出たそうですが、公園にすることによって話題になり広告的な価値が高まる。といった説得を行なったとのこと。

では実際に利益が出ていないのかというとそうでもなく、例えばソニーパーク地上には高価な植物が置かれています。
この植物はお客さんが買うことができる「買える公園」なのだそうです。

これらの植物はソニーパークに入居している「アヲ GINZA TOKYO」が販売していますが、その会社にとっては植物の販売場所となっており、ソニー側では植物のイニシャルコストがかからない。そしてお客さんが買ってくれるとまた新しい植物が入り、ソニーパークの雰囲気が変わっていく…という良い循環になっているのだそうです。(しかもこの植物、結構高価で数10万~1000万円のものもあるのですが売れているのだそう)

地上部分の縦に伸びる公園をどう作っていくのか?といった質問も出ましたが、具体的なプランは現在計画中なのだそうです。楽しみですね!

対談

続いて、いずれも都市計画の第一人者である3名が加わりトークを繰り広げました。(一部分だけご紹介します)

世界资源研究所中国可持续城市项目主任、中国交通项目主任 刘岱宗 氏

刘さんは、北京市交通委員会の専門家委員会メンバーを始め、様々な都市プロジェクトに関する役職を担っています。

「異なる性質や分野の企業が都市計画コミュニティに徐々に参入し始めているので、都市計画の担当者は積極的に新しい考え方を取り入れるべきである。より柔軟な都市計画は深センの発展に寄与する。」と刘さん

华润置地华南大区设计管理部总经理 马晓瑛 氏

马さんは、深センでも超有名なMixC Mall(深圳湾万象城もそのひとつ)のオーナー「华润置地」華南地区設計管理部門のゼネラルマネージャー。MixC Mall関連の総合空間計画とビジネス空間計画に深く関わっています。

設計管理と商業空間計画の豊富なプロジェクト経験を持つ马さんは、「異なる都市・背景に対する答えは一つではないので、伝統的な考え方だけで都市計画を見ることはできない」と言います。

深圳大学建筑与城市规划学院研究员 张宇星 氏

深圳大学建築都市計画学部研究員、 深セン計画協会事務局長その他様々な役職を持つ张さん。

「情報の流れ、経済の流れ、技術、人口など、私たちが住んでいる都市には目に見えない流れが多く、これらが流れていくにつれて、都市の活力が増す」「都市の活力の背後には違いがあり、その違いの核心は流動性である」と述べています。

永野さんとの対談

三者から永野さんに質問する、という形式で対談も行われました。

ブルックリンとマンハッタンの関係

永野さんは、ニューヨークブルックリンとマンハッタンの関係を引き合いに出し、こんな興味深いことをおっしゃっていました。

「ブルックリンは土地の値段が安いため、そこにアーティストが来て文化ができる。その後マンハッタン(ブルックリンの隣の地区、地価の高いエリア)に人が来る。最初は若者から文化が育っていく

パークのビジネスモデル

永野さんは、ソニーパーク建設にあたって世界の公園をベンチマークしたそうです。
特に、ニューヨークのブライアント・パーク(Bryant park)を一番参考にしたとのこと。

ブライアントパークは、以前は汚くて犯罪者も多く、その周辺もあまり良い場所ではなかったのだそう。
ニューヨーク市がNPOを間に介して、公園をプログラムして抜本的な改善工事を行いました。

ブライアント・パーク(wikipediaより)

すると、綺麗に生まれ変わった公園の周辺では建物の賃料が上がっていき、建物のオーナーたちは公園に対して寄付をするようになりました。その寄付金が公園を運営する資金になっているとのこと。しかもその寄付額、日本円では12億円だそうです!

銀座に新しいリズムを作る

今までの銀座は、ラグジュアリーな方々が銀座に買い物をしに来ても休憩スペースがない→疲れて帰ってしまう、というパターンが見られました。

でもソニーパークがあれば、買い物→休憩→レストランに行く、といったリズムが生まれます。

ソニーパークには、今まで300万人が来園したそうです。
来園者に、来園の目的についてアンケートを取ると、オープン以来変わらず「休憩」が一位なのだそう。

「この結果は銀座に新しいリズムを作っている」と永野さん。

そして、銀座の街になかった音楽・アートの場所を作ることにより、これまで銀座に来なかった人が来はじめています。

最後に、ひとつのエピソードを話してくださいました。

ソニーパークの地下に、誰でも弾けるピアノを設置した時、一般の方々が弾きに来ました。
ピアノの音は地下鉄のコンコースに漏れていきます。そのピアノの音に誘われて、ソニーパークに来たことない人が来ました。

その人は、つい先日会社の上司を亡くしたばかりでした。大好きな上司だったので辛い日々を送っていたのだそうです。
でもそのピアノの音を聞いて癒され、立ち直れるかもしれないと感じ、ソニーパークにお礼を言いに来ました。

ソニーパークは自分たちが仕掛けた以上の出会いや感動を産んでいる。ということが分かったのです。
そういったことも含めて銀座の街に貢献していると感じているのだそう。

銀座の街のリズムを作るソニーパーク、これからも楽しみです!(次回来日時にはソニーパークに絶対行きます!)

当イベント関係者と

たくさんの方々が当イベントに関わっていました。皆さまお疲れ様でした。

ソニーパークに関する書籍は、深圳湾万象城内の前檐(YAN)書店にて販売中です(中国語ですが)。
美しいエルメスとソニーパークの写真も収められています。

当イベントは現地メディアでも取り上げられています。リンクは以下から↓

前檐(YAN)書店

前檐(YAN)書店は、深圳湾万象城の3階に位置しています。日本の書籍(の中国語訳)も多数取り揃えています。
店内にはPacific Coffeeもあり、休憩スペースも充実していますのでぜひお立ち寄りください!

アクセス・ロケーション

住所:深圳市南山区科苑南路2888号 深圳湾万象城3F
地下鉄11号線「后海」駅から徒歩約8分(地下鉄2号線側からはもう少し距離があります)

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