毎月様々な専門分野の豪華ゲストがここ深センで集合知を共有し合う「ニコ技深圳コミュニティ」。9月は2ヶ月ぶりのジェネシスにてオープンデイが開催されました。
オープンデイの様子をダイジェストで少しだけレポートします。
今回のゲストスピーカーは、エクサイジング/翼彩創新科技/エアロネクスト 川ノ上和文氏と、マイクロソフト 深層学習 事業開発マネージャー 廣野 淳平氏。両名共すごい方々です!
目次
ジェネシス 藤岡 淳一さん
いつもこのイベントのために場所を提供してくださっている藤岡淳一さん。近況を教えてくださいました。
業績好調のジェネシスは、工場内拡張のみならず、現在新工場も建設中なのだそう!2ヶ月でこのスピード感…
工場見学
そして工場内の様子を見学。
毎回フル稼働ですが、雑なところがなく工場が綺麗に整っているのにはいつも驚かされます。
エクサイジング/翼彩創新科技/エアロネクスト 川ノ上和文氏
深センでドローンといったらこの人、川ノ上和文さん!
ドローンといえばDJIの独壇場に思われがちですが、産業用ドローンはまだまだ混戦状態なのだそう。川ノ上さんはドローン産業の第一人者として様々な取り組みを行なっています。
(話が面白くてこの時のスライド写真を撮れなかったのですが)現在主流となっているものとはまた別の形のドローンを開発中です。重心制御が特殊で、安定感抜群なのだそうです。
ドローンのみならず、幅広い視野を持つ川ノ上さん。この都市に関する色々な思いを述べてくださいました。
川ノ上さんは、エクスプローラー(探索)×アグリゲーター(構想・集約)的な行動指針をお持ちで、
向こう2年はこの掛け合わせでフィールドの開拓を続ける予定とのこと。今後の活躍が楽しみです!
参考リンク:
マイクロソフト 深層学習 事業開発マネージャー廣野 淳平氏
そして、今回はマイクロソフトのAI専門家、廣野淳平さんも来てくださいました!
世の中、AIがトレンドとしてたびたび話題になりますが、最先端の取り組みなど一般人には中々理解しづらい点を噛み砕いて教えてくださいました。
個人的になるほどと思った点は、「AIは、人間が見てない世界を見ている可能性がある」という点。
人間の思考というのはバイアスがかかっているので思い込みで判断することが度々ありますが、AIにはそういうことがありません。
また、意外だったのがAIでは必要とするコードの行数が少ないことや、研究に仮想空間を積極活用しているという点も。
例えば自動運転やロボット、ドローン飛行など現実世界で実機を動かしてテストすると広大な土地の確保やセットアップ作業が必要となりますが、仮想空間ならその必要がありません。そのため各大手メーカーもこぞってこの方法を採用しているのだそうです。
AIに興味湧いてきました。実は以下のマイクロソフトオンライン講座で、AI学習ができるそうなのです↓
廣野さんはプレゼン資料を以下に公開してくださっています!
ニコ技深圳コミュニティ活動報告 高須 正和氏
そして、ご存知高須正和さんのニコ技深圳コミュニティ活動報告。
ニコ技深圳コミュニティを一言で簡単に言うと、<技術を使って楽しむ深センのコミュニティ>なのですが、その言葉通り深圳で見つけた面白いものを話の中でシェアする事も。
例えば、この「Dumang」(毒蟒)というキーボード。
自由にキー配列をカスタマイズして自分独自のオリジナルキーボードを作ることができるのだそう。
強いマグネットでくっついているので、打鍵中にキーがずれたりすることはなく、取り外しも可能。
公式サイトはこちら↓
マイナーだけど、刺さる人には奥深くまで刺さるようなとがったデバイスなど、新たな発見が毎回ありますね!
食事会
今回は、定評のある「兴东」駅近くの湖南料理店!
この野菜しゃぶしゃぶが鉄板です!
スープの味付けが絶妙で、いくらでも食べられちゃいます。
このイベントに合わせて深センを訪れる方も多く、毎回新たな出会いが生まれています。
次回開催は、10月13日! ゲストスピーカーは…
次回のミートアップは10/13(日)です。華強北 SegMaker(赛格广场 12階 赛格众创空间 )にて行われます!
ゲストスピーカーは「つくる〜む」の、いのうち いくお(Ikuo Inouchi)さんと、今回話題になったDumangキーボード開発者の深圳超酷科技 李书新さんによるキーボード説明とデモをしていただけるとのこと!
参加申し込みは、以下のfacebookページからどうぞ↓
深センに来られる時はぜひ参加してみてください!