新型コロナウイルス肺炎の影響で、深セン市内もいつになく静かな状態が続いていますが
中でも大きな影響を受けているのはタクシー業界。稼働率は平時の1/3以下となっている模様です。
Source:
深圳大件事:街头少客入不敷出,业内称深圳过半的士已“停运”!直击疫情下的出行困境与行动
HeyNanaco:日本から湖北省への救援物資 ラベルの“漢詩”に熱視線 | Nanaco Geekly News 2020.02.05
地下鉄利用客数は、前年比 88.31%減
広東省所属のメディア「南方都市報」によると、1月25日から2月1日までの間に同市が管轄する地下鉄7路線の一日あたりの利用客数は前年比で88.31%も減少し、わずか45万5,800人に過ぎないと紹介しています。
タクシー業界は大打撃
深センには2万1,000台あまりのタクシーが存在すると言われますが、現時点で運営を続けているのはそのうち4分の1から3分の1程度。
Photo via 深圳大件事
にも関わらず、毎日の運営時間や走行距離数は平時の3分の2程度なのだそう。
通常なら夜勤で1日当たり600元あまりの収入が得られたドライバーでも、昨今ではせいぜい100元強。
また、ウィルス感染防止のためのマスクや消毒用品などが供給不足にあることも問題になっています。
タクシー運転手の境遇は深刻
タクシー運転手の境遇は深刻で、ウイルス感染への不安から運転を控えたくても、経費負担の圧力が大きいため働かざるを得ません。かといえば、多くの市民が外出を控えた現在、予期した売上の確保が全く見込める状態にはありません。
なお、深センのタクシー運転手は、湖南省の出身者が最も多く占める一方、湖北省籍の運転手も5,000人を超え、全体の8分の1を占めるとされています。
Photo via 深圳大件事
DIDIなどのネット配車サービスも似たような状況らしいですね。
深センにはたくさんの地方出身者が出稼ぎに来ていますが、その中でもタクシー運転手はかなりの数を占めますね。
車のリース代免除など、何かしらの補償がないと彼らの生活を維持するのは大変です。
ソースは「深圳大件事」と「HeyNanaco」
今回、中国メディア「南方都市報」の記事を日本語にまとめたのは、上海・北京・青島周辺に拠を置く日本メディア「HeyNanaco」。Shenzhen Fanも当記事の内容を元に掲載しました。
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