中国民用航空局による中国への国際線乗り入れ制限のため、2020年3月29日より中国発着線は各社1路線/週1便までに限定されている状況が続いています。
6月のフライトスケジュールは基本的には5月と変わりませんが、いくつかの便で若干の時刻調整が加えられています。
深セン/広州など、南方から日本へ向かうにはどの便を利用するのが良いのでしょうか?
(3月28日よりほぼ全ての外国人は中国への入国が禁止となりましたので(解除時期未定)、当記事は期間中に中国から日本へ帰国する方、ならびに渡航の特別な許可が降りている方を対象にしています)
※当記事は、2020年3月から5月にかけて公開された以下の記事の最新版となります。
目次
Source:
在中国日本国大使館:中国=日本の航空路線の各航空会社の運航状況
以下、発表された日本発着便です。
(2020年6月最新版)中国ー日本直行便運行スケジュール
在中国日本国大使館から、最新のフライト情報が公開されています。
各航空会社の発着エリア等基本的な情報は変わりませんが、時刻に若干の変更があります。
まとめると、以下のようになります。
全日空(ANA):東京(成田)ー上海(浦東)線【日曜】
日本航空(JAL):東京(成田)ー大連線【木曜】
春秋航空日本:東京(成田)ーハルビン線【日曜】中国国際航空:東京(成田)ー上海(浦東)線【木曜】
中国東方航空:東京(成田)ー上海(浦東)線【金曜】
春秋航空:東京(成田)ー上海(浦東)線【日曜】
吉祥航空:大阪(関西)ー上海(浦東)線【火曜】
中国南方航空:東京(成田)ー瀋陽線【木曜】
厦門航空:東京(成田)ー福州線【金曜】
日本航空(JAL)のみ、曜日が変更となりました。
全日空(ANA)
【日曜】(9:30) 東京(成田) →(11:40)上海(浦東)「NH919」
【日曜】(13:05) 上海(浦東) →(16:55)東京(成田)「NH920」
日本航空(JAL)
JALは4月までは毎週日曜の運航でしたが、5月7日より毎週木曜の運航となります。
【木曜】(9:20)東京(成田) →(11:45)大連「JL829」
【木曜】(13:00)大連 →(16:55)東京(成田)「JL820」
春秋航空日本(SPRING AIRLINE)
【日曜】(7:35)東京(成田) →(9:35)ハルビン「IJ213」
【日曜】(10:35)ハルビン →(14:25)東京(成田)「IJ214」
中国国際航空(AIR CHINA)
【木曜】(15:05)東京(成田) →(17:20)上海(浦東)「CA930」
【木曜】(10:15)上海(浦東) →(13:50)東京(成田)「CA929」
中国東方航空(CHINA EASTERN)
【金曜】(13:50)東京(成田) →(16:15)上海(浦東)「MU524」
【金曜】(9:05)上海(浦東) →(12:50)東京(成田)「MU523」
中国南方航空(CHINA SOUTHERN AIRLINES)
【木曜】(13:40)東京(成田) →(16:10)瀋陽「CZ628」
【木曜】(8:30)瀋陽 →(12:25)東京(成田)「CZ627」
吉祥航空
【火曜】(12:20)大阪(関西) →(13:45)上海(浦東)「HO1334」
【火曜】(7:40)上海(浦東) →(11:00)大阪(関西)「HO1333」
春秋航空
春秋航空サイト(※春秋航空日本のサイトからは予約できません)
【日曜】(20:00)東京(成田) →(22:15)上海(浦東)「9C6218」
【日曜】(15:05)上海(浦東) →(19:00)東京(成田)「9C6217」
厦門航空
厦門(Xiamen)航空は、成田と福建省福州市長楽区にある「福州長楽国際空港」をつなぐ便が運行されています。(当空港は北京・上海に次ぐ規模の大きさのようですね)
【金曜】(15:30):東京(成田) →(17:50)福州「MF810」
【金曜】(9:20):福州 →(13:40)東京(成田)「MF809」
深セン/広州からの最適ルートは?
中国の南方におられる方や、関西/九州に向かう方にとってダイレクトで行くのは難しい状況です。
トランジットで上海/福州へ
そのため、深セン/広州から日本へ向かうには一旦トランジットで上海もしくは福州に向かい、日本行きの便に乗るのが確実です。
広東省→上海/福州は、国内線もしくは高速鉄道が運行しています。Ctrip等のサイトをご覧ください。
上海は空港が2つあるので注意
多くの方は本数の多い上海発着便を利用されている模様ですが、
ご存知のように上海は空港が2つ(虹桥/浦东)あり、現在国際便は浦东空港のみ利用されています。そのため虹桥空港に国内線が到着した場合は、浦东空港に移動する時間を考慮する必要があります。
国内トランジットでも現地の健康管理アプリ登録を
加えて、中国国内線の搭乗機内では到着都市の健康管理アプリを登録されるように指示される(QRコードスキャン)ことがありますが、外国人の場合は登録できないことがあるようです。その場合は到着後の検疫所で健康状態信息登記表を記入するなどの手続きが必要との情報もありますので、前泊するなど時間に余裕を持って移動されることをお勧めします。
近隣エリアでトランジットという手も(リスクあり)
最近は香港など近隣エリアでトランジットを許可する空港が出てきたため、この方法も候補の一つとして考えることができるかもしれません。
ただ、各航空会社の本数が激減し運行スケジュールも頻繁に変更されている現在はリスクがあるかもしれませんね。
他にも良いルートがありましたら教えていただければ反映いたします。