当記事では、日本人含む深セン在住の外国人がどのようにして新型コロナワクチン接種予約ができるのかを解説します。(深セン在住者を対象としていますが、深セン以外の中国在住者の方々も参考になさってください)
ワクチン予約・接種の方法は今後も変更される可能性があります。その場合は当ページを都度アップデートしていきます。
目次
中国人と外国人とでは予約方法が異なる
深センでは6月1日より新型コロナワクチン接種予約がオンラインのみとなりましたが、中国人と現地在住外国人とでは予約方法が異なり、混乱している方もおられるようです。(「i深圳」などいくつかのプラットフォームでは中国人しか予約できない模様です)
ワクチン予約方法:「健康深圳」WeChat公式アカウントから
WeChatで「健康深圳」公式アカウントからの予約が確実です。(他の方法もあります)
まず、WeChatで「jkshenzhen」もしくは「健康深圳」と検索して、公式アカウントを選択します。
その後、左下の「打疫苗」から「For foreigners」を選択してください。
個人(Personal appointment)か団体(Group appointment)を選択し、「pre-registration」をタップしてください。
指示に沿って個人情報を入力後、「Registration for Vaccination」画面に進みます。
ここで「Indivisual Appointment」を選択してください。
「Vaccine Manufactures」をタップすると、ワクチンの種類を選ぶことができます。(数が限られているので、こだわりがない方はALLを選択するのが良さそうです)
次に、「Vaccination Site」をタップします。ここでワクチン接種場所を選択することができます。
(「full」と表示されている場合は予約が埋まっています)
「Appointment Period」では、ワクチン接種の時間帯が選択できます(30分刻みで指定可能です)
その後、「Comfirm」を押下して完了です。
6月10日現在、ワクチンは人気のため予約がすぐに埋まってしまう状況のようです。急ぎでない方は少し期間を置いてから予約するのも一つの方法ですね。
社会保険加入者は無料、未加入者は100元で接種可能
広東省で社会保険(医療保険を含む)に加入している外国人や、国の関連法規に基づいて相互に医療を受けている外国人は、被保険者である中国国民と同じように無料でワクチン接種を受けることができます。未加入の方は、1回100元で接種可能となります。
社会保険を活用される方は、接種会場に医療保険証明書を持参してください。
深センで外国人が接種可能な会場リスト
現在のところ、以下の会場で接種可能です。
先日接種された方からいただいた情報によると、接種会場はこのような状況です。
南山区蛇口人民病院の接種会場(蛇口医院科技大厦)の様子です。
接種完了後、30分はその場で待機しなければなりません。
接種後には以下のような紙が配られます。
深センで接種可能な種類のワクチン
現在深センにて接種可能な新型コロナワクチンの種類とメーカーは以下の通りです。
種類
- 灭活疫苗(不活化ワクチン)【2回接種】
- 腺病毒载体疫苗(アデノウイルス・ベクター・ワクチン)【1回接種】
メーカー
「北京科興」(シノバック系列)
シノバック(Sinovac)系列の北京科興中維生物技術による不活化ワクチン
「北京生物」(シノファーム系列)
シノファーム(Sinopharm)系列の北京生物製品研究所による不活化ワクチン
また、同系列の長春生物製品研究所、蘭州生物製品研究所、成都生物製品研究所、武漢生物製品研究所によるワクチンが接種される場合も見受けられます。
「深圳康泰」(Biokangtai)
深圳康泰生物制品股份有限公司(Shenzhen Kangtai Biological Prods Co Ltd)の独自開発・製造した不活化ワクチン
「康希諾生物」(CanSinoBIO)
康希諾生物と軍事科学院が協力して開発したアデノウイルスベクター5型(Ad5-nCoV)ワクチン。アストラゼネカ社と同様の手法によるもので、1回の接種でOKです。
各ワクチンの種類については以下の過去記事も参考にしてください。
世界各地で変異種が発生している状況では、現在のワクチンも今後定期的に接種する必要が出てくるかもしれませんね。当ページでも最新情報をキャッチアップしていきます。
Source:
南风国际化SWI:Notice of COVID-19 Vaccination Appointment for Expats in SZ