深セン市観光局は、2024年の国慶節期間中に「天空之城 大有可能」と題する秋季文化観光計画を準備しており、７日間連続でドローン１万機のショーを深セン市内各所で行います。
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「天空都市（深セン）には大きな可能性がある」
9月7日、深圳市文化广电旅游体育局は地元メディアの深圳广电集团や深圳报业集团と共に深圳秋季文旅计划（秋季文化観光計画）発表会を開催しました。
今回の計画には「天空之城 大有可能」（天空都市（深セン）には大きな可能性がある）というスローガンが設定されており、深圳市の「文化観光＋科学技術」の都市特色を市民や世界各国からの観光客に紹介します。
「1+7+N」
深圳市文化广电旅游体育局局长の刘蕾氏は、「1+7+N」という数字を出し、国慶節開幕時に1回のドローンショーを開催し、7日間連続で市内5ヶ所から1万機のドローン公演を行い、「低空飛行製品」などのクーポン券等を1万枚発行し、市内全域で300以上の文化観光活動を連動させると発表しました。
国慶節開幕の大規模ドローンショー
9月26日は、10,197機のドローンショーが深圳湾公園にて開催されギネス記録を更新しましたが、このパフォーマンスが「天空之城 大有可能」の国慶節開幕時に行われる大規模なドローンショーのことだと思われます。
７日間連続で合計１万機の「繁星耀鹏城」ドローンショー
2024年の国慶節連休は10月1日から7日となりますが、ドローンショーは「繁星耀鹏城」というタイトルが付けられています。10月1日夜から７日夜までドローンショーが市内5ヶ所で連続開催されます。
発表されているドローンショー開催ポイントは以下の通りです。
福田区笔架山公园
罗湖区东湖公园
龙岗区大运中心
龙华区观澜生态运动公社
大鹏新区南澳月亮湾广场
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観光スポットには１万枚の割引券配布
深圳市は「深圳购物季」（深センショッピングシーズン）」を実施し、食事、宿泊、旅行、エンターテイメントなどを楽しめる観光スポットへの1万枚の割引券を配布。自動車や家電製品などの買い替えも促します。
各観光地で300以上のサブイベントを実施
また、各観光地と連携して「天空之城 大有可能」シリーズのテーマ別サブイベントを300以上開催し、景勝地、文化ツアー、展示、文化・芸術パフォーマンス、スポーツイベントなど一連の活動を後押しします。
また、長らく大規模リノベーションが行われていた小梅沙リゾート施設の中国国内最大級水族館「小梅沙海洋世界」がついに国慶節期間中に開業します。
運航会社「東部航行」は低高度観光ヘリコプターのルートを提供。そして华侨城（OCT）は「圳金秋 欢乐GO」という文化、商業、観光プロジェクトを実施。 フェリー会社「招商邮轮」は「蓝梦之歌」や「中国探索之旅」といったクルーズ船のツアーを開始。さまざまな観光客のニーズに応える陸・海・空をカバーした文化観光活動が準備されています。
外国人観光客の招致に力をいれる深圳市
香港とマカオに隣接し、亜熱帯沿海の自然豊かな地域で産業資源が豊富な深圳市はこの地域のメリットを十分に活用し始めており、観光やレジャーに特段力を入れるようになっています。中でも、ドローンやヘリコプターを活用した「低空経済」「低高度体験」を全面に出して外国人観光客を受け入れています。
2024年の上半期、深圳市の観光客数は8,093万5,900人で前年同期比16.09%の増加となり、観光総収入は1,215億2,700万元で、前年同期比24.61%の増加でした。また、深圳市は2024年に80万1,400人以上の外国人観光客を受け入れています。144時間のビザ免除政策が功を奏した模様です。
また、深圳市文化観光局とテンセントが共同で作成したインバウンド観光都市プロモーションも発表されました。WeChat決済外国人カードサービスやテンセントライドコードなどの商品が紹介され、外国人観光客に便利で安全なインバウンド観光体験が提供されます。次のステップとしては、深圳空港と深圳湾口岸にワンストップ統合サービスセンターを建設し、交通、決済、文化・観光、コミュニケーション機能が統合される予定です。
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