2025年に予定されている深セン市宝安区の建設プロジェクトは合計で36件ほどあり、総投資額は299億6,000万元(約6,300億円)に上ります。
宝安区は学校の建設・拡張といった「社会・生活関連プロジェクト」の数が多いのが特徴です。
目次
深圳市の2025年建設プロジェクトは合計259件
1月2日、2025年の深圳市における新規建設プロジェクトが発表されました。内訳は、工業、インフラ、社会生活などの分野にまたがる合計259のプロジェクトがあり、総投資額は約1,828.7億元(約4兆円)に上ります。市内の各区における建設プロジェクトは以下のリンクをご覧ください。
宝安区:36件の建設プロジェクト、総投資額は約299.6億元
宝安区では合計36件の建設プロジェクトが進行中で、総投資額は299億6,000万元です。うち、政府投資プロジェクトは21件となり、総投資額は約78.1億元、全体の26%を占めています。一方で社会投資プロジェクトは15件となり、総投資額は約221.5億元、全体の74%を占めています。
建設プロジェクトを分類すると、以下のようになります。
- 産業プロジェクト:10件
- 社会・生活関連プロジェクト:12件
- インフラ・都市建設プロジェクト:9件
- 都市再開発・住宅プロジェクト:5件
産業プロジェクト:10件
産業プロジェクトの総投資額は約59.6億元、2025年の計画投資額は約15億元で、「恵科新能源プロジェクト」「华西华南总部大厦」「轨道交通12号线机场东车辆段上盖M0产业用房」(地下鉄12号線空港東車両基地上部のM0産業用住宅)プロジェクトなどが含まれます。
恵科新能源プロジェクト
敷地面積は61,000平方メートル、建築面積は170,000平方メートルとなるこのプロジェクトは主に工場建物と付帯設備を建設します。宝安区の新エネルギー産業クラスターの発展促進に寄与することが期待されています。
华西华南总部大厦プロジェクト
国有の大規模建設会社「中国华西企业有限公司」が建設を行っている华西华南总部大厦プロジェクトも、2025年に宝安区で着工した新プロジェクトの代表例です。 1ヶ月前、中国华西は宝安区中心地区のA002-0096区画の土地を4.32億元で落札。この区画は新安街道创业一路と宝兴路の交差地点に位置し、敷地面積は5,000平方メートル、建築面積は68,000平方メートルとなります。主な建設内容は超高層企業本部オフィスビルで、オフィスエリア、産業クラスター生活エリア・レジャーエリア、地下の商業・駐車場エリアなどが含まれています。
社会・生活関連プロジェクト:12件
社会・生活関連プロジェクトの総投資額は約49億元、2025年の計画投資額は約10.6億元、宝安区优质饮用水入户工程(九期)(宝安区高品質飲料水プロジェクト)、深圳市第三十六高级中学、深圳市第二十八高级中学(第9期)などが含まれます。他にも、新安街道の宝城小学拡張・再建プロジェクト、燕罗街道の深圳市第三十二高级中学メインプロジェクト(総建築面積 84,000平方メートル)も挙げられています。
インフラ・都市建設プロジェクト:9件
インフラ・都市建設プロジェクトの総投資額は約80.6億元、2025年の計画投資額は約21.7億元。これには、深圳大铲湾港区集装箱码头(コンテナターミナル)(南部分)第2期、宝安中心区海澜路新建工程、航城街道金盛路(机场南路辅道-内环路)新建工程が含まれます。
都市再開発・住宅プロジェクト:5件
都市再開発・住宅プロジェクトの総投資額は約110.4億元、2025年の投資計画は約20.1億元で、その中には、御品峦山花园、深圳市宝安区石岩街道官田社区土地整备利益统筹プロジェクト、深圳市宝安区沙井街道步涌社区重点产业土地整备利益统筹居住用地留用地合作开发新建プロジェクト(仮称)などが含まれます。
これらのプロジェクトの建設により、宝安区の教育レベルと市民の満足度向上が期待されています。
Source:
深圳新闻网:2025年深圳首批新项目开工:华为、比亚迪布局,又一全球总部落地!