深セン(深圳)には別の名前があることを知ってますか?
地元の深圳人にとっては当たり前の情報でも、外国人にはあまり知られていないようです。
その名は…
「鹏城」(Peng Cheng)
深センのWikipediaにはさらっと書いてありますが、この名前の由来までは載っていませんでした。
「鹏」(Peng)とは、(想像上の)伝説の鳥の名前。「大鵬」(Da Peng)とも言われます。日本だと「鳳凰」のほうがなじみがありますね(微妙に違うみたいですが)。横綱「白鵬」など、力士の名前に多く使われているようです。体長は数千里。一飛びで9万里飛ぶとのこと。
一里は400メートルなので…体長400キロメートル以上?
9万里は…3万6000キロですね。地球の一周が約4万キロなので、一飛びでほぼ地球一周できてしまうことになります。(計算があっていればの話ですが…)
もちろんそんな鳥は存在しません。いたら大事件です。
なぜこの名前なのかというと、一飛びで遥か遠くまで羽ばたくこの鳥のように高速発展していくんだ、という意味が込められているのだそうです。
地元の人たちはプライドを持ってこの言葉を使うとのこと。
ちなみに、深センの東側には「深圳大鹏所城」という城が存在します。昔の深圳人はここに住んでいたようで、この城の名前にも「大鹏」が付いています。
深圳=「高速に発展していく城」
まさに、この言葉通りの発展を深センは遂げてきました。これから先、深センはどこまで羽ばたいていくのでしょうか?
今回、これらの美しい深センの写真を提供してくれたのは、深セン在住のカメラマンMike Morrisonさんです。彼の他の写真は以下のShutterStockサイトにあります。