深セン市政府は、深セン湾口岸をはじめ、いくつかの口岸の24時間オープンを検討しているとのことです!
深セン市長 陈如桂(Rugui)氏は、「広東・香港・マカオグランドベイエリア開発計画要綱」《粤港澳大湾区发展规划纲要》の中でこの議題を取り上げました。
Source:
Shekoudaily - "Mayor Proposes 24-Hour Customs Clearance for Shenzhen Bay"
今日大深圳 - "深圳市长建议 “扩大深港口岸24小时通关适用范围"
「広東・香港・マカオグランドベイエリア開発計画要綱」
❶ イノベーション深セン港通関モード(创新深港口岸通关模式)
❷ 深圳香港港の拡大(扩大深港口岸"一地两检")
❸ 24時間通関適用範囲の拡大(扩大24小时通关适用范围)
ここで注目できるのが、❸ の24時間通関適用範囲拡大ですが、このことが検討され始めたのは以下の理由があるとのこと。
深圳の国境管理ターミナルからのデータによると、2017年に深圳港に出入りする人々の数が2億4100万人に達し、2018年には2億5000万人以上が深圳港を出入りしました。
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深圳を出入りする人々の中には、珠江デルタ地域(広州、香港、深圳市、東莞市、マカオを結ぶ三角地帯)と全国の他の都市からの観光客も含まれている。
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毎日深セン⇄香港を行き来する人が大勢いるが、現在は深センと香港の間の24時間の陸上横断ポイントは皇崗しかなく、外部からは将来的に24時間横断可能なポイントを増やすことが期待されている。
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深センやその周辺を訪れる観光客、ツアーの数などは今後も増加が見込まれる。香港在住者また香港からの帰国者も毎日国境を越える必要がある。
深センと香港を結ぶ7番目の口岸としては、「莲塘口岸」(Liantang)が今年開通する予定ですが、営業時間はまだ発表されていません。
蛇口自由貿易地域や、深セン・香港科学技術イノベーション協力ゾーンなどの主要な協力プラットフォームの開発により、深圳と香港の協力がより頻繁になり、より多くのプロジェクトが地域の起業家によって深圳にもたらされました。
深圳は香港からの高いレベルの才能を数多く集めていますが、国境を越えた時間のかかる問題もますます増え、人々を悩ませているため、24時間開放は実現して欲しいところですね。特に南山・蛇口・宝山エリアに住む方にとって深夜に使える口岸が皇崗しかないというのは不便なため、ぜひとも深圳湾口岸24時間化が待ち望まれます。