4月末までの運休を発表していた香港エクスプレスは本日、運休期間を6月18日まで延長することを発表しました。新型コロナウイルスに関する各国の旅行制限に対応する措置となりますが、他の航空会社も追随することが予想されます。
運行再開直後のチケット価格も独自調査しました。
Source:
HKEXPRESS: HK Express Extends Temporary Suspension of Flight Operations Until 18 June 2020
TRAICY: 香港エクスプレス航空、全便の運休期間延長 6月18日まで
香港01: 香港快運延長停運至6月18日 官網續出售其後機票
香港エクスプレス公式発表:6月18日まで全便運休
公式アナウンスは以下の通り(英文)
日本だけでなくアジア全域(つまり全便)運休延長です。
各地域の運行再開日は?
4月15日現在の発表資料に基づいた、各発着便の運行再開日は以下の通りです。
- カンボジア:6/19-
- 中国本土(寧波):6/29-
- 香港:6/19-
- 日本::6/19-
- 韓国::6/19-
- 台湾:6/28-
- タイ:6/19-
- サイパン::6/29-
- ベトナム:6/19-
日本発着便は6月19日から。しかしこれも旅行制限が解除されていない現状ではあくまで目安となります。
運行再開直後のチケット価格:成田→香港便は6,580円〜
日本→香港便のみですが、運行再開日のチケット価格を独自調査しました。
- 福岡 (FUK):6,580円〜
- 広島 (HIJ):6,580円〜
- 石垣 (ISG):4,680円〜
- 鹿児島 (KOJ):4,980円〜
- 熊本 (KMJ):6,580円〜
- 長崎 (NGS):6,580円〜
- 名古屋 (NGO):6,580円〜
- 沖縄 (OKA):4,980円〜
- 大阪 (関西) (KIX):6,680円〜
- 宮古(下地島) (SHI):4,680円〜
- 高松 (TAK):6,580円〜
- 東京 (羽田) (HND):6,680円〜
- 東京 (成田) (NRT):6,580円〜
本州の便は大体6,500円くらいですね。逆の便は7,000円台です。(諸税・サーチャージ別)
払い戻し/変更は4通りのオプション
「HKEXPRESS 旅行に関する重要なお知らせ」ページには、4通りのオプションが用意されています。
オプション1:路線の変更なく、日付の変更
オプション2:香港エクスプレスの他の路線への変更
オプション3:バウチャーへの全額払い戻し
オプション4:影響があったフライトもしくはご予約全体の全額払い戻し
香港エクスプレス
詳しくは上記のページをご確認ください。路線変更は(変更1回のみ)手数料はかからないとのこと。
中でも注目できるのがバウチャー(クーポン)返金。バウチャー返金のオプションを利用すると10%分の上乗せがされます!
仮に再度運行延長されても払い戻しがしっかりされるのなら安心してチケットを購入できますが、深圳在住者にとっては(飛行機の運行が再開しても)香港空港ー蛇口フェリーが再開しないと実質深センに行けないので、もう少し様子を見た方がよさそうです。
経営状況は?
今回の件で(貨物以外の)すべての航空会社は大打撃ですが、香港エクスプレスは乗務員の休暇を(当初は今年後半の予定だったのを)4月から6月にかけて取得させたり、コストの抑制に努めています。
また、香港空港管理局は4月10日に香港拠点の航空会社から航空券50万枚を購入するという救済措置を発表したのは記憶に新しいですね。
香港拠点の航空会社は、キャセイパシフィック航空・キャセイドラゴン航空・香港航空・香港エクスプレス航空ですが、LCCの香港エクスプレスはこの中でも一番チケットの価格が安いため、他のレガシーキャリアよりは救済の恩恵をあまり受けられていないかもしれません。
いずれにしろこの状況が長引けば再度救済措置を行う可能性も出てきますね。なんとしてでも生き残ってほしいです!
深セン在住者にとって香港から日本10都市にすぐ帰れて、格安で東南アジアに行きまくれる航空会社なんて香港エクスプレスしかないんだから!