ついに映画館再開のお知らせです!
先日、中国国務院や深セン市は映画館を再開するにあたっての準備措置を公開しました。今後条件付きで映画館が再開されていくことになります。
日本ではすでに一部で間隔を開けて運営するなど映画館再開の動きがあるようですが、中国では今まで約4ヶ月間映画館を開くことを禁止していました。
ShekouDaily: After 3 Long Months, Movie Theaters Set to Re-Open in Guangdong
蛇口消息报:终于,电影院要开了!深疾控这份“观影指南”请收好
再開の条件
5月13日午後に開催された国務院の記者会見で、中国疾病预防控制中心(中国疾病管理予防センター)所長である、施小明氏は映画館を再開するにあたって準備措置を公開しました。
深圳市疾控中心(疾病管理予防センター)環境衛生部担当の話によると、深セン市が危険度の低い地域であり予防対策を実施することを前提に劇場を徐々に再開できるとのこと。注意点は以下の通りです。
オンラインチケットを優先
まず、オンラインでのチケット購入または現地でコードスキャンによる購入を優先することが提案されています。現金受け渡しを極力減らすためですね。
とはいえ中国では既にキャッシュレスやWebからの予約・チケット購入は行われているのでこれは問題ないと思われます。券売機等を利用する際は1メートルの社会的距離を保つことが勧められているので、この点は留意しておいた方がよいですね。
マスク着用
他の人と接触している場合、特に1メートル以内で接触している場合はマスクを着用すること。
家族や友人同士で隣に座る場合などが当てはまりますね。いずれにせよマスクを持参するのが間違いないです。
消毒・衛生管理
劇場に入って、手指衛生に特に注意してください劇場の公共設備や施設に直接手で触れないようにしてください。頻繁に手を洗ったり、手の消毒剤や消毒用ワイプを使用したり、くしゃみを使って口や鼻をペーパータオルや肘で覆ったりしてください。
劇場の公共設備や施設に直接手を触れないようにすること。特に手指の衛生状態を強化し、頻繁に手を洗うこと。くしゃみをするときは手指消毒剤、ペーパータオル、肘を使用し、鼻と口を覆うこと。そして自分の3Dメガネを持参すること。
映画鑑賞時の注意点
友達と会う回数を減らし、自分または家族で映画を見ること。ピーク時に映画を見ないようにすること。劇場での会話の回数を減らすこと。
…これを守ると映画の魅力が半減してしまいそうですが、致し方ないですね。
発熱・発作時の対処
発熱、咳、胸部圧迫感などの症状が現れた場合は、映画館スタッフに報告すること。
徐々に正常化へ
深センの美術館・図書館・博物館などは一足先にオープンしていましたが、人が同時刻に密集しやすい映画館はまだ再開の許可が下りていませんでした。
中国では5千以上の映像関連会社がコロナ禍により倒産したという報道もあり、映画業界は最も大きな打撃を受けた業種の一つとなっています。
5月22日に全国人民代表大会(全人代)が開催される前に動きが出始めましたね。いよいよ国内の経済活動は通常起動に戻ったと言えるかもしれません。
残りは外国人入国です…これも近日中に動きがあることを期待しています。