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広州と深センが地下鉄でつながる日が来る!<東莞地下鉄>最新情報

深センの隣の東莞市を走る、東莞地下鉄1号線が現在建設中です。

なぜ今回東莞の地下鉄を紹介したのかといいますと、この路線…なんと深センと接続するのです!
それだけでなく、広州にも接続するという前代未聞の地下鉄なのです!

そして将来は東莞の他の地下鉄路線も、次々と深センの各地下鉄と接続していきます。

Source:

东莞阳光网:东莞地铁1号线最新进展来了!开通时间是...

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深圳市轨道交通:9条线 48个站!深圳市城市轨道交通第四期建设规划调整获批

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教育资讯热播:深圳地铁20号线最快将于2020年建成通车

東莞地下鉄1号線とは

現在、東莞地下鉄(地铁)は2号線のみ運行されていますが
東莞地下鉄1号線は、東莞の北西から南東にかけて市全体に広がる地下鉄路線として建設中です。

2025年に正式運行予定となる当路線は、3段階に分かれています。

第1期は、望洪駅〜黄江中心駅まで。路線の全長は57.99 kmで、合計24駅あります。
望洪駅は高速鉄道の「東莞西」駅に隣接されています。穂莞深城际铁路/莞惠城际軌道/佛莞城际軌道が交差する重要地点です。

第2期は、広州地下鉄(5号線)と接続されます。
東莞側は望洪駅から4駅ほど西に拡張し、広州側は現在「文冲」駅が東端の地下鉄5号線を東に拡張してお互いの路線をつなげます。

第3期は、深圳地下鉄(6号線)と接続されます。
第1フェーズの東端「黄江中心」駅を1駅分南に拡張して「黄江南」駅を開設し、そこから深圳地下鉄とつながっていきます。

Image via 深圳本地宝

東莞地下鉄1号線の地図を作成してみました。

この1号線、すごくないですか?広州ー東莞ー深圳を地下鉄1本でつないでしまうなんて…

運賃も安い(はず)

広州から深センまで、いくらで移動できるのでしょうか?

地下鉄だから運賃も安いはずですが、現在の東莞地下鉄2号線の始点(東莞)から終点(虎門)までは14駅で運賃は8元です。

1号線の第3期完了後の駅数はおよそ30駅になる予定なので、推測ですが15元くらいかもしれません。20元以内で広州から深センに行けるなんて!

第1期は2024年に試運転、2025年に正式運行

東莞地下鉄1号線の初期設計総計は346億4300万元。2019年8月16日に着工し、2024年に試運転、2025年に正式運転を開始する予定とのこと。

Photo via 东莞阳光网

トンネルの掘削や高架駅の設置など、工事は順調に進んでいる模様です。

第2期は2028年、第3期は2025年に開通予定

第1期は2025年運行ですが、続く第2期の工期は2023年から2028年。そんなにかかるんですか…

地図を見ると広州と東莞の間には(三角州河口付近ということもあり)地理上の隔たりがあり、橋を新設しないと渡れないポイントもあるようですね。

逆に第3期の工期は2020年から2025年とのこと。第3期の方が早くできあがってしまいますね。楽しみです。

深圳地下鉄6号線(支線)が東莞地下鉄1号線と接続

東莞地下鉄1号線とつながるのは、深圳地下鉄6号線の支線。

深圳地下鉄6号線は2020年8月に開通予定の光明区を横断する初めての路線ですが(6号線については過去記事を参照ください)

その地下鉄6号線支線は、光明区にある6号線「翠湖」駅()から始まり、深センと東莞の境界まで続きます。

路線全長は6.13 kmで、3駅拡張されます。

(東莞地下鉄「黄江南」駅へ)
  ↑
科学城東駅(or「武漢大学」駅)
中山大学
新明病院
 光明駅(or「翠湖」駅)
  ↓
(深圳地下鉄6号線へ)

Image via 深圳地铁(2019/12/11)

注意!駅名変更の可能性あり

前項印の駅名ですが、他のメディアでは異なる名称で報道されています。

Image via 深圳本地宝(2020/3/19)

6号線支線の最初の地点が「翠湖」駅→「光明」駅に、

そして支線3駅目の「武漢大学」駅→「科学城東」駅に変更されている可能性があります。

6号線支線は第2期も計画中

路線全長は4.9 kmで、3駅拡張されます。

Image via 深圳市轨道交通(2020/4/10)

(上記の路線図では、6号線との接続駅名は「荔林」駅と記載されていますが、前項の「翠湖」→「光明」駅と同駅のようです。計画段階なので他の駅名も変更される可能性は十分にあります)

第2期の工期は4年

第2期の工期は4年とのことですが、いつから着工するのかは不明です。2020年中に着工すれば2024年内に開通という計算になりますね。

とはいえ東莞地下鉄1号線第3フェーズの開通が2025年なので、そちらに合わせて同時開通になるのではないか、と思われます。

それぞれの市に侵入後はどうなる?

広州地下鉄に乗って東莞地下鉄に侵入後、そして深圳地下鉄に乗り換えたら交通カードはそのまま使えるのでしょうか?

管轄は明確に区分けされているはずですが、これに関しては現時点では何も記載されていません。

Photo via 樟木头网

東京で言えば都営地下鉄とJRがそのまま同一カードで使えるのと同じ感覚で互換されていくのかもしれませんし、5年後は物理的な交通カードが消え失せてる可能性もありますね。

その辺りはテクノロジーでどうにでもなりそうです。

東莞地下鉄1号線は支線計画中→これも深センに!

東莞地下鉄1号線は支線も計画中です。

この支線、現在建設中の「赣深高铁」の停車駅になると思われる東莞南駅(塘厦駅)を交差して南下し、深セン龍華区側とつながるようです。

Image via 樟木头网

深圳地下鉄22号線と接続!

深圳地下鉄22号線の詳細計画は4月30日に発表されました。

東莞地下鉄1号線支線は深圳地下鉄22号線に接続し、およそ45分で福田区の中心に到達します。

Image via 樟木头网

深圳地下鉄22号線の全長は約38kmで、全22駅です。

各駅は、北から南に向かって

「黎光」
「库坑」
「桂花」
「松元厦」
「鹭湖北」
「鹭湖」
「观湖」
「岗头北」
「松和」
「油松」
「民治北」
「民治」
「横岭」
「民乐」
「凯丰」
「梅丰」
「香梅北」
「红荔西」
「香蜜西」
「上沙」
「福保西」
「福保南」

となる予定。

開通は2027年

工期は2022年から2027年とのこと。まだまだ先ですね。

Image via 樟木头网

駅名やルートも変更があるかもしれませんので、時期が来たら特集記事を組みたいと考えています。

東莞地下鉄2号線(3期)は深圳地下鉄20号線と接続予定!

そして2020年5月現在、東莞で運行している唯一の地下鉄2号線は虎門(虎門火车)駅が南端ですが、ここから南に伸び、「長安新区東」駅まで拡張されます。

そして、南側から伸びてきた深圳地下鉄20号線と接続することになる予定。

深圳地下鉄20号線 Image via 教育资讯热播

開通は2026年

工期は2021年から2026年。これも先の話ですね。
(近いんだから先にやってくれればいいのに…と思ってしまいますが)

東莞地下鉄3号線(支線)は深圳地下鉄11号線と接続予定!

まだあります!

東莞地下鉄は3号線も計画中で、この路線は東莞の深セン寄りのエリアを一部なぞるような形になりますが、その支線が深センにも侵入後深圳地下鉄の11号線と接続する模様。

開通は2028年

工期は3号線1期が2023年から2028年、支線が2024年から2028年になるようです。気長に待ちましょう。

深圳地下鉄10号線(東延線)は、東莞に入境後また深センへ

そして最後にもう一つ!

2020年8月に開通予定の深圳地下鉄10号線は「東延線」が計画されていますが、この路線もすごいです。

地下鉄10号線の終端である龍崗区の「双拥街」駅から、さらに東に拡張されていきます。

東側は東莞市の「凤岗」というエリアになるのですが、東莞に入境後また深圳に入り
(現在建設中の)深圳地下鉄16号線「黄阁」駅につながるという驚きのルート。

深圳地下鉄10号線「東延線」(赤線が東莞エリア)Image via 企鹅淘房俱乐部

これにより東莞市の凤岗南部の交通アクセスも改善されていき、相乗効果が見込まれますね。

東莞と深センはますます密接に

まさかの地下鉄相互接続により、今後は東莞と深センの間の地域協力がますます強化されていきます。

Image via 樟木头网

東莞地下鉄は上記マップで記載した路線以外にも計画中のものが存在します。
(今後も駅名・ルート等が変更される可能性はあります)

当計画が実現することによって東莞から香港にも地下鉄一本で(しかも格安で!)行けるようになりますし、大湾区エリア内で交通の便が良くなるのは本当にありがたいことです!

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