「深圳空港ー広州南沙」フェリー新ルート開通！運賃90元〜

2020-06-28 2022-09-13 5分34秒

6月28日に、深圳空港（深圳机场码头）ー広州南沙（广州南沙客运港）のフェリー新ルートが開通しました。

今まで南沙から深圳空港へ行くためには虎門大橋や南沙大橋を経由して片道1時間半以上かけて移動しなければなりませんでしたが、今回のフェリー開通により所要時間35分で両岸を渡ることが可能になります。運賃は90元から！

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深センと広州をつなぐ初のフェリールート

6月28日、深圳空港（深圳机场码头）は広州南沙旅客港（广州南沙客运港）からの水上旅客輸送ルートを正式に開通しました。

意外なことに、これまでは深圳市と広州市をつなぐフェリールートはありませんでした。

今回の開通により、大湾区の2つの中心都市である深センと広州の間の水上旅客輸送に画期的なルートが誕生し、深センの空港エリアと広州南沙自由貿易区が結ばれて国際航空のハブ機能が強化され、都市間の相互接続がより便利になります。

これで深圳空港からの水上旅客輸送ルートは、香港・マカオ・広州・珠海・中山の5都市に到達できるようになりました。（2020年6月現在香港・マカオは新型コロナウイルスの影響により運航停止中）

今回開通した「深圳空港－広州南沙」ルートは、“深穗通道”と呼ばれます。（「穗」は広州を表す略字）
そして（フェリーなのですが）「水上バス」“水上巴士”とも呼ばれているそう。

南沙市とその周辺地域の人々は、今までは虎門大橋や南沙大橋を経由して深圳空港まで移動していましたが、それだと片道1時間半以上かかります。渋滞もたびたび発生するため実際の所要時間はもっとかかったことでしょう。

しかし今回のフェリー開通によりわずか35分で到着します。そして深圳空港側の港に到着した後、乗客は空港ターミナルへの無料シャトルバス（所要時間10分）にシームレスに乗り換えることができます。つまり最短45分で空港ターミナルに到着できるとのこと。

飛行機に乗り遅れるかもしれない不安要素が一つ減りますね。

運航スケジュールは朝、中、夕方の時間帯をカバーした1日3便となります。

深圳机场码头→广州南沙客运港
10：10、13：30、17：35
广州南沙客运港→深圳机场码头
9：00、11：50、16：30

大人片道運賃は90元〜です。子供は半額の45元〜

身長が1.2m〜1.5mのお子様は半額券を購入できます。1.5mを超えるお子様は全額券を購入する必要があります。また全額チケットをお持ちの大人のお客様は、身長1.2m未満のお子様1名分を無料でご利用いただけます。

60歳以上の高齢者は優先的にシニアチケットを購入することができます。

トライアル期間として6月29日、30日はなんと無料で乗船することができます！
…が、対象チケットは既に売り切れ。まぁそうですよね。

「深圳机场码头」WeChat公式アカウントをフォローしてください。

もしくは以下のQRコードをスキャンしてください。（左が广州南沙客运港側、右が深圳机场码头側）

深圳机场码头アカウントの場合は、画面内の「一键购票」をタップします。

すると、出発港・到着港の選択画面に遷移するので、購入手続きを行ってください。

深圳地下鉄11号線「机场」駅まで行き、深圳空港陸上輸送センター（深圳机场地面交通中心（GTC））の2階にあるゲート16の外に移動し、無料のシャトルバスを利用することができます。

广州南沙客运港に到着すると、徒歩数分のところに「南沙客运港」の地下鉄駅があるので便利です！

空港利用者のみならず、出張等で深センと広州を行き来する方にとっても今回のフェリー開通は良いニュースですね。フェリーなら渋滞もありませんし、時間の計算もしやすくなります。ぜひ利用してみてください！

この記事を書いた人

Shenzhen Fan管理人。現在は日本に滞在していますが定期的に深センをはじめ中国に関する生活・ビジネス情報等をお伝えしています。広告のご依頼や皆様の情報提供もお待ちしております。お気軽に問い合わせフォームよりご連絡ください。