7月21日に各メディアの報道した内容によると、中国民用航空局は中国への渡航者に対する新たな声明を発表しました。
当声明の実施時期はまだ未定ですが、今後日本人の乗客は搭乗前5日以内に実施したPCR検査陰性の申告を中国大使館もしくは領事館に申請する必要があります。
細かな点は今後発表されると思われますが、以下が中国民間航空局の声明です。(日本語訳はShenzhen Fanによる)
(2020.09.09)日本国大使館より新たなアナウンスがありました。詳細は以下の記事をご覧ください。
(2020.07.30)日本からの乗客は、当面の間はPCR陰性証明の提出不要との情報を追記しました。
中国民間航空局の声明
1.中国へのフライトで中国人および外国人の乗客は、搭乗前5日以内にPCR検査を完了するものとする。検査は、海外の中国大使館が指定または承認した機関で実施する必要がある。2.中国の乗客は写真を撮り、国際版の防疫健康コードミニプログラムを通じてPCR検査陰性の証明書をアップロードする。
3.外国籍の乗客は、中国大使館または領事館に、PCR検査証明書が陰性である健康状態の申告を申請するものとする。
4.関連する航空会社は、搭乗前に健康コードステータスと健康ステータスステートメントを確認する責任がある。関連要件を満たさない乗客は航空機に搭乗できない。すべての航空会社は厳格に検査手順を実行する必要がある。
5.虚偽の証明書および情報を提供する乗客は、対応する法的責任を負うものとする。
6.中国大使館は、受入国のPCR検査能力を慎重に評価し、条件が満たされた場合、特定の実施措置を発行する。
搭乗前にPCR検査を実施していくことになるだろうという予想は(到着時の感染者の数によって航空便の減便/増便が左右されるポリシーが発動されていたため)多くの方が立てていましたが、民航局が一気に決めてきましたね。
すべての乗客は中国市民であろうと日本人であろうと中国大使館によって指定された医療機関でPCR検査を受けなければならないので、現在PCR検査が自由に受けられない日本がどんな対応をするのか注視する必要があります。
また、PCR検査結果を大使館もしくは領事館に提出しなければならないので、今後フライトの予定を立てている方はその時間も考慮に入れなければなりません。
中国人乗客の場合はPCR検査は必要ですが、検査の(陰性)結果をWeChatの健康コードミニプログラムによってアップロードするだけで良いので幾分スムーズですね。日本人も同じようにしてくれたら良いのですが…
(7/30 追記)当面の間はPCR陰性証明の提出不要
在日本中国大使館によると、当面の間日本から中国への国際便乗客は当面PCR検査陰性証明を提出する必要はない、とのことです。
人民網日本語版:日本から中国への国際便乗客、PCR検査陰性証明は当面不要
水面下での体制整備は進んでいると思われますので今後のアナウンスにも注視なさってください。
日本国内の各領事館情報
参考までに、以前に記載した日本国内の各領事館情報のリンクです。
先の発表では、PCR検査結果の提出先機関が「大使館または領事館」とのことなので、ビザ申請センターではないようですが、申請者があまりに多ければこのあたりのルールは調整されるのかもしれません。
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