マカオ政府は8月12日より、広東省珠海市民を対象にしたマカオ渡航許可の発給を再開しました。
適用範囲は、広東省珠海市民、広東省民、その後本土住民へと拡がりますが、日本人を含む外国人は現在のところ引き続き入境不可となります。
マカオでは1,000万元以上のAliPayクーポンが配布され、消費喚起が行われます。
目次
再開スケジュール
新型コロナウイルスの影響で制限されてきた中国本土からマカオへの観光旅行段階解除のスケジュールは以下の通り。
珠海市民:8/12-
広東省民:8/26-
中国本土住民:9/23-
外国人:入境禁止
珠海市民は8月12日から、広東省民は8月26日から、中国本土住民は9月23日からと広げていく予定です。
(過去14日間に、中・高リスク地域に滞在していた方の申請は受理されません)
マカオでは135日連続で地元民の感染報告はなく、46日連続で外部からの感染報告もないため抑え込みの成果はとても優秀で、低リスク地域とみなされています。
14日以内に海外または他の海外地域(香港および台湾を含む)への旅行歴がなく、7日以内に行われたPCR検査結果が陰性であれば、マカオから中国本土に入る方の14日間隔離は行われません。
特別な状況が発生しない限りは上記のスケジュールで対象を拡大していき、各航空会社も運航再開の準備中とのこと。今後マカオ内において新型コロナウイルスの流行が発生した場合は再度水際対策を強化するそうなので、これが試金石となりそうです。
マカオで1,000万元以上のクーポン発行
アリペイ(支付宝)の"大湾区劲赏节”というイベントには2万人を超えるマカオの業者が参加し、1000万元以上のデジタル消費者クーポンを配布します。
期間は10月31日まで。中国本土とマカオのAlipayユーザーと香港のAlipayHKユーザーは、QRコードをスキャンして、マカオのイベントショップでクーポンを受け取ることができます。
1,000万元ということは日本円に換算すると1億5,000万円以上ですから、かなりの額です。
経済回復に向けた重要な一手
マカオはインバウンド依存が高く、マカオの経済は観光客によって促進されるため、本土からマカオに入境する観光客向けに隔離解除を段階的に進めていくことも検討されています。
10月は国慶節と言われる中国のゴールデンウィークが控えており、今回の規制解除は経済回復のための重要な一手となります。
今回の規制解除後に、状況の変化を注視しつつ外国人の制限緩和を検討するとのことですが、制限緩和は外国でも感染の低リスク地域から始まる模様なので、日本人がマカオに、また広東省・大湾区エリアへの自由な往来が可能になるかどうかは日本国内の感染状況にも左右されそうです。
GDToday: Macao travelers to mainland exempted from mandated quarantine
横琴发展新动态:重磅!通关了!8月12日起,珠海恢复赴澳门自由行,本澳入内地免隔离