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深センの新たな観光スポット「華強北博物館/HQB MUSEUM」オープン(12/30)

ものづくり・スタートアップの聖地とも呼ばれる深センの華強北(Huaqiangbei)。その華強北発展の歴史や文化を展示した「華強北博物館/HQB MUSEUM」が12月30日にオープンしました。

もちろんただの博物館ではなく、VR技術などを盛り込んだ斬新な「電子技術博物館」。深センの新たな観光スポットです!

40年で深センと共に劇的な発展を遂げた華強北

もはや説明不要な深センの巨大電子街「華強北」(华强北 : Huáqiáng Bĕi)。規模は秋葉原の30倍あり、世界中からバイヤーが訪れます。

華強北電子街の始まりは1980年代にさかのぼります。1981年1月に建てられた电子大厦(Shenzhen Electric Building)は、当時深セン市内で一番高い建物でした。隣接する赛格广场(SEG Plaza)とともに発展してゆきます。

1980年代当時の电子大厦 Image via 华强北博物馆HQB Museum

これ一冊でもう迷わない!!問屋街オタクが教える深セン電気街の歩き方(探検MAP及び書籍内リンク付き): Kindle版
深センは中国の経済特区のうちの一つであり、香港に隣接しているという特殊性に加え、中国のシリコンバレーといわれるほど著名なIT企業や最先端技術を有する企業が集結しています。中国の、そして、世界の製造業をけん引する街、深セン。その窓口である華強北電気街へぜひ足を運んでみてください。

華強北博物館

華強北博物館は、深圳广博现代之窗大厦の5階にオープンした斬新でファッショナブルな「電子技術博物館」。華強北の歴史と文化、電子技術開発の歴史、ビジネス文化等の発展について紹介しています。

深圳广博现代之窗大厦 Image via 华强北博物馆HQB Museum

今回建てられた華強北博物館の総面積は約3,000平方メートル。印象大厅、发展梦、创业梦、创新梦、未来梦の5つの主要な展示エリアから構成されています。国内外の他の博物館や芸術機関と協力して、国境を越えた展示プロジェクトを紹介するとのこと。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

印象大厅(ホール)

Image via 华强北博物馆HQB Museum

ホールに入ると、Huaqiangbeiの頭文字「H」とブリッジを模した華強北美術館のロゴを目にします。
コミュニケーションとつながりを意味するこのロゴは、あらゆる方向からエネルギーを引き出し、点灯してゆきます。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

テクノロジーだけでなく、ファッション、アートなどの要素を組み込むユニークな博物館です。

时光廊道(Time Corridor)

さまざまな時代の画像が表示されるタイムトンネル。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

序言(Preface)

伝説の街の始まりの場所、夢が始まった場所。そのプロローグが描かれています。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

发展梦(Dream of Development)

"開発の夢" 展示ホールに入ると、「深圳速度」の文字が目に入ります。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

土を掘り起こし、様々な困難を克服しながら開発が続けられました。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

華強北のエレクトロニクス産業の基盤を築いてゆきます。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

赛格集团(SEG GROUP)、华强集团(HUAQIANG GROUP)、万佳百货(Vanguard)、女人世界、顺电(Sundan)、茂业百货(MAOYE)などの有名グループ・ブランドも華強北から始まりました。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

多様なビジネス形態を徐々に育ててきた華強北。レトロな雰囲気とファッションが融合したこの「ネオンストリート」はどことなく香港っぽさも感じますね。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

華やかな華強北の街並みをこの展示で楽しむことができます。

3、创业梦(Dream of Entrepreneurship)

「起業家精神の夢」と題するこの展示エリア。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

華強北は、無数の人々が起業家の夢を実現するための楽園でもあります。草の根の市場から数百億の売り上げを擁する企業まで、1メートルほどのカウンターから工場まで多種多様。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

決して後戻りせず、決してあきらめないという精神を持って自分の夢、世界のための夢を実現しようと日々奮闘しています。

この展示ホールでは、京华电子の最初のラジオ「8080-2S」や、中国电子(CEC)「SED GSM-R」ハンドヘルド端末ハンドセットなど、華強北で生まれたいくつかの伝説的なプロダクトも見ることができるようです。

オリジナルの携帯電話をデザイン

インタラクティブ体験エリアでは、オリジナルの携帯電話をデザインすることができます。自分で手を動かして作ってみる体験ができるのはいい取り組みですね。

4、创新梦(Dream of Creative)

「クリエイティブの夢」と題するエリアでは、華強北がこれまでにどのようなイノベーションを起こしてきたかを見ることができます。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

イノベーションは社会の進歩を促進する力です。華強北から出てきたメイカーチームは革新的な製品を生み出し、「中国制造」から「中国智造」へとアップグレードしていきます。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

1983年、中国本土で最初のLCD生産ラインが発足
1985年、中国初の中国と外国の合弁小売会社設立
1988年、中国初のプロ用電子機器市場発足
2007年、中国初の電子市場価格指数が発表

…などの記録を見ることができます。

华强北信息宇宙(INFORMATION SPACE OF HQB)でVR体験

Image via 华强北博物馆HQB Museum

博物館は仮想VR技術も取り入れています。VRメガネをかけると、華強北の過去と未来を融合させた視覚体験を楽しむことができるのだそう。これは楽しみ!

5、未来梦(Dream of Future)

40年かけて開発されてきた華強北。ここに関わった方々はそれぞれの思い出を持っています。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

パノラマの視点で華強北の未来を想像させる展示を見ると、新たなアイデアなどが浮かぶかもしれません。

他にも、基板で作られたアート作品など館内は盛りだくさん!

Image via 华强北博物馆HQB Museum

12月30日開館式、31日より一般公開

12月30日午前に開館式が行われました。市政府関係者が出席して先行見学した模様です。

Image via 华强北博物馆HQB Museum
Image via 华强北博物馆HQB Museum

アクセス・ロケーション

住所:深圳市福田区华强北路1058号 广博现代之窗大厦5楼 华强北博物馆

最寄駅:地下鉄2/7号線「華強北」駅 E2出口

開館時間

火曜日ー日曜日 10:00-17:00(16:30入場停止)

毎週月曜日が休業です。

予約方法

以下のQRコードをWeChatでスキャンしてください。

「华强北博物馆」QRコード

もしくはWeChat上で「华强北博物馆」と検索して公式アカウントをフォローしてください。
その後、トップ画面から以下の画像のように赤枠の項目をタップして進むと、予約画面が現れます。

予約は1週間前〜前日の期間内に行う必要があります。

会場では、健康コードの提示や検温が求められます。身分証明書をお持ちでない方、体温が37.2℃を超える方は入場できません。博物館内では常時マスクを着用してください。

Image via 华强北博物馆HQB Museum

Source:

华强北博物馆HQB Museum:华强北博物馆开馆 | 史鉴华强北,梦启第一街

华强北博物馆HQB Museum:开馆倒计时 |华强北博物馆常设展即将开幕

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