4月1日以降、ファーウェイが合法的な盗聴の特許を取得したというニュースが流れ、網易(NetEase)、捜狐(Sohu)、新浪(Sina)などの主要なメディアも転載しました。
ソーシャルメディアでも、ファーウェイの動きに警鐘を鳴らす声が上がっていますが、一体どんな内容なのでしょうか。
HUAWEIの特許「CN110326278B」
報道によると、华为技术有限公司(Huawei Technologies Co, Ltd.)は3月30日、2017年2月28日に出願された"一种合法监听的方法、网关设备、系统、存储介质"(合法的な盗聴のための方法、ゲートウェイ装置、システム、記憶媒体)というタイトルの特許を公開番号「CN110326278B」で発表しました。
法執行部門が容疑者を盗聴する必要がある場合、非常に厳格な一連の承認手続きを経て、盗聴要求が事業者のネットワークに降りてきます。ネットワーク機器がこのユーザーにマッチし、そのユーザーのすべての通話、SMS、一部の業務処理が国家盗聴センターに送られます。
そしてこのプロセスは、大多数のデバイスでは操作者自身にも見えず、保守担当者でさえどのユーザーが正当に盗聴されているかを知らず、確認することもできないのだそう。
これまで米国トランプ前政権は、ファーウェイを国家安全保障にとって最も脅威となる企業と見なし、共産主義国家の企業として、また軍事的背景を持つ企業として、ファーウェイがユーザーから情報を盗むことを主な理由にして、ファーウェイを市場アクセスとサプライチェーンの両方からブロックする動きを見せていました。
今回の特許取得のニュースは、彼らの指摘が現実味を帯びるようになったことですぐに議論を巻き起こしました。「国内に外国の携帯電話ブランドが残っていて、それを買って使うことができる限り、ファーウェイの携帯電話は使わない」といった意見も見られています。
ファーウェイは過去に盗聴関連特許を22件出願済
しかし、ファーウェイは2004年以降、合法的な盗聴に関する特許を少なくとも22件出願しているのだそう。なので今回に限った話でもないようです。
合法的な盗聴に関する記載が含まれているHuaweiの特許リスト("一种合法监听的"で検索)
機密情報をお持ちの方は、使用端末を外国製のもの(iPhoneとかiPhoneとか)に変更した方が良いのかもしれませんね。
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