深セン市政府情報局は4月21日の時点で、391万5,000人が新型コロナワクチンを接種したと発表しました。この数は広東省内一位となり、今後も接種スピードが速まると期待されています。
また、外国人も「深圳卫健委」「健康深圳」WeChat公式アカウントからワクチン接種予約ができるようになりました。(4/27 追記)
会見では1回目と2回目で別々のワクチンを打っても良いのか?といった質問にも回答しています。
目次
合計471万3,000分のワクチン投与。接種者数は391万5,000人
4月22日、深圳市政府情報局は記者会見を開き、5月1日より始まる労働節連休中の深センにおける疫病予防・管理に関する状況を紹介し、記者の質問に答えました。
4月21日の時点で、深圳では合計471万3,000分の新型コロナウイルスワクチンが投与され、391万5,000人が接種を行いました(「471万3,000分」とは、明記されていないものの2回目の接種数が含まれている累計かもしれません) 。
接種数は省内一位。5月連休中もワクチン接種可能
深圳市衛生福利委員会副主任の常巨平氏は、“五一”と呼ばれる労働節の連休中(2021年は5月1ー5日が休日)も市内のすべてのワクチン接種会場は通常通り営業しており、十分な供給量があると述べました。深セン市の新型コロナウイルスワクチン接種場所は合計601カ所で、そのうち74カ所は臨時の接種場所となっています。
現在、深センのワクチン接種サービス能力は急速に向上しており、ワクチン接種数は省内で1位とのこと。先日から「深センシステム」切り替わったのも影響しているのかもしれません。
別々のワクチンを打っても大丈夫?
新冠病毒疫苗接种技术指南<第一版>(新型コロナウイルスワクチン接種技術ガイド<第一版>)によると、不活化ワクチンの2回接種の推奨間隔は3週間(21日)以上で、2回目の接種は8週間(56日)以内のできるだけ早い時期に完了することとされています。
現在、深センの新型コロナウイルスワクチンは(国药)シノファーム社と(科兴)シノバック社の2社が主要メーカーですが、1回目と2回目を別々のメーカーのもので接種してもよいのでしょうか?
常巨平氏によると、現段階では同じメーカーの同じ種類のワクチンを2回接種することを優先することが勧められています。ただし、ワクチンが手に入らないなどの特別な事情がある場合は、別のメーカーの同じ種類のワクチンで2回目の接種を済ませることも可能なのだそう。
深セン市の各WeChatプラットフォームからワクチン予約可能に
ワクチン接種が「省システム」から「深センシステム」に切り替わったため、「深圳卫健委」「健康深圳」「深圳疾控」 公式WeChatアカウント、また「社康通」WeChatミニプログラムから接種の予約が可能になりました。
(4/27 修正)外国人は「健康深圳」プラットフォームを使用可能
外国人は「健康深圳」公式アカウントからワクチン接種予約が可能になりました。
(当初は上記の「健康深圳」以外のWeChatプラットフォームでも予約可能でしたが、4月27日現在では「健康深圳」のみ利用できる模様です)
「健康深圳」での予約方法
WeChatで「健康深圳」公式アカウントにアクセスし、以下のメニューから4番「Vaccination appointment for foreigners」を選択します。
「Individual Appointment (for foreigners)」を選択。(団体で接種される場合は「Group Appointment」)
「Next Step:pre-registration」をタップ
個人情報を入力後、予約画面に進むことができます。
Nationalityの欄で「Japan」、ID typeも「passport」が指定できるようになっています。
今まで「深圳卫健委」などでも外国人のワクチン接種予約はできましたが、表示が全部漢字だったために理解できないという声が寄せられたのではないかと思われます。今回のアップデートによりアルファベット表記になり、漢字の読めない外国人も安心してワクチン接種が可能になりますね。
労働節の深セン市内は大幅に交通量増加と予想
当記者会見の中で、市公安局交通警察は労働節期間中の深センの交通量が大幅に増加し、4月30日の15時から23時がピークになると予想しています。また5月1-2日の9時から15時、そして5月4-5日の午後から夕方にかけても交通量増大を迎えるとのこと。各高速道路、主要幹線道路が混み合います。
4月30日、5月1日、5月5日には地下鉄全線の運行時間延長が行われる模様です。(当情報は追ってお伝えします)
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