深センでは新型コロナウイルス<インド変異株>の警戒から、今まで入境者に要求していた14日の隔離政策を「14+7」(14日間の集中隔離+7日間の在宅健康管理)を再度適用し始めました。
また、香港では5月5日に新型コロナワクチン接種者数が100万人を超えました。
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3月以来の入境者隔離日数厳格化
深センでは3月以降入境者に対する隔離日数を21日から14日に短縮していましたが、ここにきて再度の厳格化です。入境する全ての外国人は、14日間の集中隔離+7日間の在宅健康管理を厳格に実施することが求められています。
渡航者のインド滞在歴チェックも強化
インドでの流行の悪化を受け、深センでは入境者のインド滞在歴の確認を強化している模様。
国家衛健委は4月29日、ここ数日入境者の隔離期間が終了した後にPCR検査で陽性の報告があったと述べました。今後はPCR検査の質を高めることが要求されています。隔離14日目には、少なくとも2種類の試薬を使用し、原則として異なる検査機関でPCR検査を実施するとのこと。
そして隔離解除後の対象者の健康監視を適切に行うことも要求されています。隔離解除後7日間に自宅での健康観察を徹底し、外出時には適切な保護具を着用し、一部の集会活動に参加しないことも求めています。
ワクチン接種者は中国本土から香港入境時の隔離を7日に短縮へ(5/12-)
香港行政府は5月12日より、中国本土から香港入境時の隔離をワクチン接種者に限り7日に短縮すると発表しました。
他の国のリスクレベルはA~Dに分類されており、それぞれで隔離日数が異なります。
日本はCに分類されており、ワクチン2回接種(+14日経過)済なら、政府指定ホテルで14日間の強制隔離+7日間の自己検疫となります。(今まではホテルで21日間の強制隔離でした)
香港で新型コロナワクチン接種者が100万人に到達
香港公務員事務局局長の聶德權氏は、新型コロナワクチン接種プログラム開始から69日目までに100万人が少なくとも1回分の接種を完了したことを発表しました。
2月26日から始まった香港のワクチン接種プログラムですが、57万人以上がすでに2回目の接種も受けているとのこと。香港の人口は約750万人ほどなので他国に比べると接種の割合は高いですが、集団免疫を獲得するのはもう少し時間がかかります。インド変異株の警戒もしばらく続きそうです。
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