6月14日から21日までの深センにおける新型コロナ市中感染者は4人に上り、地元当局は深センから珠海行き(一部)のフェリー路線の運航を停止し、宝安区では屋内娯楽施設の営業を停止するなど厳しい措置を取り始めています。
また、深セン空港内ではPCR検査ブースも設置され、いくつかの制限事項も発表されました。
目次
フェリー・シャトルバス一時運休
一時運休が発表された路線は以下の通り(再開時期未定)
- 【フェリー路線】深圳空港ー珠海九洲港
- 【フェリー路線】深圳蛇口ー珠海外伶仃岛、珠海东澳岛、珠海桂山岛
- 【バス路線】深圳空港ターミナルシャトルバスM590<宝安机场>ー<机场码头>
※蛇口から珠海の各島をつなぐフェリーは運休ですが、「蛇口ー珠海横琴」や「蛇口ー珠海九洲」線は引き続き運航中です。
宝安区では様々な制限事項を発表
屋内娯楽施設の営業停止
宝安区は、6月21日の午後6時から、ケータリング事業者の食事サービスと、映画館、カラオケ、ジム、インターネットバーなどの屋内娯楽施設の営業を停止しました。
各エリアで温度チェック/入場者数制限
また、学校、職場、工場、建設現場などの食堂では、温度チェックや食事の時間をずらすなどの対策を実施し、食事の人数をコントロールする必要があります。
水産市場、薬局、卸売市場、スーパーマーケットでは、温度や衛生基準のチェックを厳格に行い、入場者数を定員の50%に制限する必要があります。
集団の集まりや大規模な活動禁止
そして、集団の集まりや大規模な活動は禁止されます。同地区の住宅地やオフィスビルでも、温度や健康状態のチェックを行う必要があります。
深セン空港内にPCR検査エリア設置
深セン空港は、第3ターミナル(T3)内に、健康コードが黄色の国内線旅客向けPCR検査を行うエリアを設置しました。臨時検査場は、T3の2階にある国内線到着ホールの西翼に設置されています。
国内線到着者で黄色健康コード保持者は公共交通機関で空港を出ることを禁止
この空港の新しい方針により、到着客は緑色の健康コード「粤康码」を提示しなければならなくなりました。
黄色の健康コードを持っている到着客は、公共交通機関で空港を出ることを禁じられています。
6月10ー18日に空港を訪れた人は健康コードが黄色に
6月10日から18日までに深圳空港に1時間以上滞在した人は、健康コードが黄色になります。これには空港の利用者や空港で働く従業員も含まれます。
人口1,700万都市の中でゼロコロナを達成するのがいかに難しいか、こういった事例を見るとよくわかりますね。一斉PCR検査も引き続き行われており、今後の動向に注目です。
Source:
ShenzhenDaily:Bao’an halts dine-in services, indoor entertainment businesses
澳门特区发布:【防疫措施】6月10日至18日曾在深圳宝安机场逗留的人士须接受核酸检测
蛇口消息报:深圳人注意!这两个地方相关航线临时停航!深圳机场有新变化
ShenzhenDaily: Airport ferry services suspended 深圳机场码头、蛇口邮轮中心相关航线临时停航