深セン市は6月23日の時点で、市内の全居住者2,052万人を対象に新型コロナPCR検査を実施し、100%の陰性を確認しました。
6月21日に実施、23日に2,052万検体を採取
今回は、市の疫病対策司令部が新型コロナウイルス核酸検査特別チームを設置し、6月21日に大規模なPCR検査とスクリーニングの調整、推進を実施しました。
施設や企業のスタッフ、コミュニティの労働者、ボランティアなど合計21万9,000人がサンプリングサイトの設置、広報活動、現場でのサービスの実施に動員され、合計78の検査機関と49,600人の医療従事者がPCR検査サンプリングに動員されたとのこと。
23日の24時までに2,052万検体の核酸を採取し、検査結果を「广东省新冠病毒检测信息系统」(広東省新型コロナウイルス検出情報システム)にアップロードしました。
大規模なPCR検査は一刻を争う課題となっています。取得したサンプルは24時間後には不具合が発生しやすいため、基本的に12時間以内に結果を出すように徹底し、サンプリング強化のため統一されたスケジューリング、サンプリングチームのタイムリーな動員を行い、監督と品質管理を強化したとのこと。
深圳市は今後も、リスク特定のためのPCR検査を行なっていく方向です。重点地域やリスクの高い業種・職種の検出を強化し、検査の頻度を高めることで、起こりうるリスクをタイムリーに排除していくのだそう。同時に、各地区で人の流れが密集している箇所を監視地域とし、リアルタイムに把握する方針です。
深センの全居住者数は2,052万人?
先日、2020年の深センの居住者数に関する統計結果が発表されましたが、その中では1,756万人となっていました。
今回の2,052万人と開きがあるように見えますが、前述の統計には外国人などが含まれていないため、実際の居住者数は今回の2,052万人の方が正確なのかもしれません。
深セン市は2020年の一年間で412万人も増加したため、現在も同じペースで増加し続けていると仮定するならば、そこまでの誤差はないように見えます。このあたりの人口データは気になりますね。
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