深センにはすでにたくさんのショッピングモールが稼働していますが、2021年下半期にはさらに20以上のモールがオープン予定なのだそう。
いずれも複合商業施設となり、モール設計の段階から独自性を打ち出しています。
深圳市商務局の目標
これらのプロジェクトは、深圳市商務局が掲げる「国際的な消費資源を集め、優れた企業を育成する」という目標に沿ったもので、ランドマークとなる高級ショッピングストリートを建設し、コアビジネス地区の計画・建設をさらに強化していくものです。
統計によると、2021年下半期に深センで開業するプロジェクトは28件あり、新規商業量は約188万5,000平方メートルになるそうです。内訳は以下の通り。
- 10万平方メートル以上:5件
- 5万~10万平方メートル:9件
- 3万~5万平方メートル:9件
- 3万平方メートル以下:5件
下半期にオープンするプロジェクトでは、差別化されたコンテンツ制作がより明確になるのだそう。以下予定されているプロジェクトの一例を紹介します。
深圳竜華壹方城(Longhua Uniwalk Center)
建屋面積:25万平方メートル
オープン予定日:2021年9月
竜華の中でも人口が多く、ハイエンドな住宅地に位置する当モール。空間計画では波や岩礁からインスピレーションを得て、しなやかでダイナミックな建築のラインを作り出しているとのこと。 現在竜華壹方城の準備は最終段階に入っており、9月30日オープン予定です。
深圳前海万象(Shenzhen Mixc Qianhai)
建屋面積:8.26万平方メートル
オープン予定日:2021年11月
広東・香港・マカオの大湾区のコアとなる前海地区に位置する深圳前海万象(Shenzhen Mixc Qianhai)は、オフィスビルや高級マンション、高級ホテルなどを総合した複合施設となり、すでに約200の一流国際ブランドが入居する予定なのだそう。アクセスも抜群で地下鉄1号線の鲤鱼门駅と5号線の桂湾駅にシームレスに接続されます。開業は予定通り2021年の11月となります。
竜崗天光城
建屋面積:5万平方メートル
オープン日:2021年7月18日
竜崗天光城は、竜崗大運中心城(龙岗大运中心城)の竜崗大道と如意路の交差点に位置し、3号線の爱联駅の近くに位置します。住宅・オフィス・モールが一体となっており、レジャー、エンターテインメント、ショッピング等を融合させた商業・文化地区となっています。
八合里海记牛肉火锅、农耕记、原味四季椰子鸡、悦得闲といった有名店に加え、24時間営業エリアも併設。マクドナルドなどはここに入居しています。他にも先日深セン初の店舗をオープンしたティムホートンズ(Tims咖啡)も入居するとのこと。
当モールのオープン初日の来場者数は8万人を超えたようで、乱立気味に見える深センのショッピングモールはそれぞれの独自性を出すことでまだまだ集客できそうです。
Source:
EyeShenzhen: SZ to open more shopping malls 深圳下半年将新增20余个购物中心