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総工費は5億元以上!東門老街アップグレードプロジェクト

中国初のマクドナルドがあることで有名な深センの商業発祥地、東門老街。

現在この歴史ある東門商業歩道街エリアのアップグレードが計画されています。本プロジェクトの総投資額は約5億4,000万元で総工期は29ヶ月。レンダリング画像を見ると、東門の歴史的な痕跡を残しつつ新しい世代の若者を取り込むような工夫がされています。

300年以上の歴史を持つ東門老街

東門老街の歴史は意外に古く、なんと300年以上。明朝の中期にまで遡るのだそう。

明朝末期以来、老街は周囲数十キロに及ぶ有名な商業市場となりました。1993年に広州ー九龍鉄道が開通し、羅湖駅が開設されると、深センは大陸と香港のゲートウェイとなり、農産物を販売する顧杭街(現・解放路)、軽食や食料品を販売する威信街(現・人民北路)、永新街、南青街などをはじめとする商業街が急速に発展し、現在の羅湖の旧市街が形成されました。

中国大陸初のマクドナルドや、深セン初の新華書店(新华书店)なども出店し、商業発祥地として何世代にもわたって羅湖区居住者の中心的存在でした。

2021年4月にオープンした深圳超级文和友も東門老街の近くに位置しており、多くの人々で賑わっています。

東門老街アップグレードプロジェクト(第一期)

先日、羅湖区東門街事務所が「東門歩行街の改修・改良(第一期)」プロジェクト案を発表しました。

Image via 深圳卫视深视新闻

情報によると、このプロジェクトは、東門商業歩道街と広場、ショッピングエリアの建物の正面や屋根、東口歩道橋など、東門商業歩道街エリア(北は立新路、南は深南东路、東は东门中路、西は新园路)を一変させるものとなります。

东港中心、大世界广场、太阳百货广场、东门鞋城广场、中威广场、金世界广场など、おなじみの建物が網羅されており、 本プロジェクトの総投資額は約5億4,000万元、総工期は29ヶ月を予定しています。

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アップルストアもいい感じになりますね。

Image via 深圳卫视深视新闻

当初計画されていた東門商店街のアップグレードは、約20万平方メートルの歩行街に限定されていました。 しかし、羅湖区当局は、変革の実現可能性や関連性、また羅湖の産業配置を考慮し、最終的には範囲を拡大して約130万平方メートルの面積をカバーすることに。

Image via 深圳卫视深视新闻

計画によると、近日中に開始される改修プロジェクトでは、東門の歴史的痕跡、地域の特徴、文化遺産、建築様式の保存を重視し、特に思月书院などの重要な文化施設の保存に力を入れます。

思月书院 Image via 深圳卫视深视新闻

大規模な取り壊しや閉鎖をせず段階的に行い、国際的な名所や「夜間経済」のモデル地区にアップグレードさせて、深センの市場の歴史的な痕跡を残しつつ、新しい世代の若者が買い物や消費をするようにするとのこと。

深セン市と羅湖区は東門歩行街の改善を重視しています。東門の再建作業を担当する市政府のリーダーは区党委員会書記と区長が担い、いわば「ダブルリーダー」として再建のためのグループを立ち上げ、市商務局との調整・連絡メカニズムが確立されています。

具体的には、変革の項目として以下の5点を挙げています。

  1. 交通の最適化
  2. 空間の再創造
  3. 環境アップグレード
  4. 産業の再構築
  5. 文化の植入

特に交通の最適化に関しては、駐車場と道路交通のボトルネックの問題を緩和するための大規模な取り組みが行われます。时代广场、市工人文化宫、老儿童公园の3つのポイントからの大規模な地下駐車場の作成が計画されています。

Image via 深圳卫视深视新闻

東門商店街の変貌

東門の変貌とアップグレードは、各界から広く関心を集めています。

計画専門家で北京大学教授の陈可石氏は、「東門の変革は、ヨーロッパや日本などの先進都市の旧市街地や旧商業地区の変革の成功例に学び、『文化の再構築』に取り組むべきだ」とし、地域文化と深圳の改革開放を組み合わせたプロジェクトにすべきだと述べています。

建築設計、地下空間の再構築、インテリアデザインなどのチャンネルを通じて、高い水準の計画性を反映した新しい文化を有機的に統合していきます。

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中国都市計画設計研究院の副主任プランナーであり、深圳分院の副院長でもある朱荣远氏は、「東門のリノベーションの実施は、深圳では注目すべき大きな出来事です」と語り、計画部隊は思い切って挑戦する勇気を持つべきだと考えています。

「東門の各商業ビルを再計画して…回廊で繋ぎ、東門全体を立体的な商業ストリートにすることが可能です。」確かにレンダリング図を見ると各商業ビルがつながっていますね。雨の日などは助かります。

Image via 深圳卫视深视新闻

公開された提案書を見ると、5Gアプリケーションをベースにしたスマートリテール(最新テクノロジーを用いた購買体験を提供する小売店)が、東門の変革とビジネスアップグレードの大きな特徴であることがわかります。 これにより消費者のショッピング体験が向上します。

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深圳市第七回党大会報告では、深セン市が国際消費中心都市の建設を加速させることが明記されており、「世界的なランドマークショッピング街や質の高い歩行者専用道路を建設し、新しいタイプの消費を育成・成長させる」必要性が具体的に述べられています。

Image via 深圳卫视深视新闻

この東門の改修・改良プロジェクトは、消費環境を改善し、同地区の消費の変革とアップグレードを促進することで、消費の潜在力を効果的に解放し、消費の持続的かつ健全な成長を促進し、都市の経済発展に強い刺激を与えることになるものと期待されています。


Source:

深圳卫视深视新闻:超级变变变!投资超5亿,未来的东门步行街是这样的→→

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