11月8日、深セン市政府による多言語版ポータルサイトのサービス「深セン市政府オンライン」が正式に開始されました。
今までは英語版のみでしたが、現在はフランス語、日本語、韓国語の3言語にも対応しています。多言語版立ち上げに伴い大規模なセレモニーも催されました。
「深セン市政府オンライン」
多言語版ポータルサイトは、「都市案内、サービス、投資、トラベル、くらし、コンタクト」の6つの分野の内容に焦点を当て、深セン改革開放の成果と、深セン市の魅力を強調し、深センを訪問する外国人や、深センに投資する外資企業の利便性をアピールしています。
また、多言語版ポータルサイトでは、サービス指向に基づき、各種手続きの案内を提供。
ビザ、結婚、雇用、居住、出入国検査などの使用頻度の高い事項や個人、法人のブロックごとに検索・閲覧できるため、外国人がワンクリックだけで必要なテーマを正確に見つけることが出来るのだそう。さらに、マルチエントリーの対話型相談サービスを設けることにより、相談、意見、苦情、「いいね」などのインタラクティブなアプリケーションを実現し、外国人に向けた便利な対話型プラットフォームを効果的に構築しています。
多言語版立ち上げセレモニー
深セン市は、多言語版立ち上げに伴いセレモニーを用意。イベント会場では、深セン市人民政府の鄭紅波副市長、南方報業伝媒集団の鄭広寧編集長、深セン市政務サービスデータ管理局の劉佳晨局長、深セン市人民政府外事弁公室の曹賽先主任、南方新聞網の侯小軍総編集長、深セン市政務サービスデータ管理局の王卓民副局長、深セン報業集団副総編集長、深セン特区報副総編集長の呂延涛、更に外国人のゲストが共同で深セン市政府多言語版ポータルサイトの運営開始に立ち会いました。
深セン市政務サービスデータ管理局の劉佳晨局長はポータルサイトのオープニングセレモニーでスピーチを行いました。現在、深センには3万人以上の外国人が就労し、生活しており、多くの外国人が深センの経済社会発展に多大な貢献を果たしています。フランス語、日本語、韓国語の多言語版ポータルサイトである「深セン市政府ポータルサイト」は、世界のネットユーザーに深センを包括的に知ってもらい、世界に実際の立体的、包括的な深センを了解してもらい、全世界に深センの声、中国の声を届けるための重要なチャネルであると述べました。
英語版は2006年に開設
「深セン市政府オンライン」の英語版は2006年9月に開設されました。
ここ数年、英語版は継続的にアップグレードと最適化を行ってきました。現在は英語版に9つのチャンネルがあり、投資、生活ガイド、観光、法律、行政サービスなど30以上の主要コラムがあります。1日の平均アクセス数は3万件以上、総翻訳量は200万語以上で、実質的に深センの国際化を後押ししています。
今回ローンチした3言語のリンク先は以下の通り。
紹介ビデオも公開
リリースに合わせて深セン在住の外国人による以下のビデオも公開されました。
深センで10年近く暮らしているベルギー出身のブルーノさんは、深センで国際ボランティアチームを立ち上げ、常に多言語版ポータルサイトでボランティア活動や事業の推進に役立つ情報を頻繁に探しています。
ブルーノさんは「このような政府主導の公式サイトが私たちに正確なメッセージをタイムリーに提供してくれることは重要だ。さまざまな事柄の法規制を知りたい」と述べました。
日本出身の東野万美さんは、日本向けの深セン企業製品販売マーケティング支援を担当しています。東野さんは「私は会社を経営しているので、会社設立や納税、そしてビザの更新について関心を持っている。多言語版ポータルサイトでは、信頼できる関連情報がたくさんあるため、利用しやすい」と話しました。
塩田外国語学校で韓国語を教えている李敏智さんは、深センで生活して1年になり、深セン市政府ポータルサイトの韓国語版のニュース更新が非常に迅速でタイムリーであると述べました。「週末に公演や演劇などを見に行くのが好きだ。韓国語サイトはいつも最新のエンターテインメント情報をすぐに調べられる」と語りました。
李敏智さんはまた、「生活の中で疑問があれば、ウェブサイトで深セン市政府にコメントを書いて、すぐに返事がもらえるのでありがたい」と話しています。
日本語で深センの公式情報が得られるのは嬉しいですね。ビザなど公的な手続きに必要な情報を得る入口にもなるのでますます充実していくことを期待します。
Source:
ShenzhenDaily:Multilingual versions of SZ govt. website launched 深圳政府在线多语种网站上线