香港入境事務處では、12月1日より「非觸式e-道」と呼ばれるセルフサービスの非接触型入国審査チャネルを導入開始。
顔認証のため感染のリスクを抑えることができ、通関も7秒で完了するこの新方式は、まず香港国際空港、深圳湾口岸、港珠澳大橋の三ヶ所から展開します。
12月1日から導入開始
このチャネルでは、対象となる香港の居住者が、従来の指紋認証技術の代わりに顔認証技術を使用してセルフサービスで入国審査を行うことができます。
この新しい方法は、香港国際空港、深圳湾口岸、港珠澳大橋の三ヶ所でまず試行されます。現在はまず香港居民向けに開放されるようですが、来年には海外旅客にも提供できるように検討しているとのこと。
利用方法
入境處によると、訪問者は事前に入境處のモバイルアプリケーションをダウンロードして登録し、入境時にアプリから暗号化されたQRコードをスキャンすることで、IDカードを提示する必要がなくなります。
この新技術は、二次汚染のリスクを低減し、従来の通関方法(ゲートで身分証明書を挿入し、その後指紋スキャン)よりも迅速に対応できるとのことですが、この方法はあくまで「一つの選択肢」であり、従来の通関方法を完全に置き換えるものではないのだそう。従来の指紋スキャン機器も併設されています。
7秒で通関可能、QRコードは30秒ごとに自動更新
入境處助理處長の何家榮氏によると、「非觸式e-道」の利用プロセスは7秒で、従来よりも1秒早いのだそう。 また、QRコードは30秒ごとに自動更新され、他の人が使用することはできません。顔認証の精度は99%以上と高く、セキュリティ面でも安心して使えると強調しています。
現在のところ、香港在住の11歳以上の方であれば「非觸式e-道」への登録が可能。見る限り非常にスムーズですね。対象の方はぜひお試しください。
Source:
星島網:容貌識別「非觸式e-道」明起推出 入境處:不會完全取代原有過關方式