ドローンによって、雪の降らない深センに「雪」が降るー
北京五輪の開会式30分前に行われたウォームアップ式典の中で披露された圧巻のパフォーマンスが、YouTube公式チャンネルでフル動画公開されています。冬季五輪とは無縁の気候である深センですが、技術的にも経済的にも現在の中国を代表する都市の一つとして選ばれたことには納得です。
北京五輪開会式直前ドローンショー公式公開動画
前回の記事でもお伝えしたように、深圳市は南方唯一のオリンピック分会場として中国国内の10カ所の一つとして選ばれ、2022機のドローンに加えて福田区市民広場周辺のビル43棟に取り付けられたLEDと連動したライトショーが行われました。
当YouTubeチャンネルは、深センの公式英字メディア「Shenzhen Daily」によるものです。
深センは「中国の物語の最高の縮図」
北京冬季オリンピックの開会式の総監督を務めた张艺谋(チャン・イーモウ)氏は、「開会式の責任は中国を紹介することだ」と語りました。開催国のイメージを形成して広め、文化的ソフトパワー、技術的ハードパワー、革新力を世界に示すための窓口となるという役割があるのだそう。
香港の隣、南方に位置する深圳市は冬季オリンピックと無縁の気候ですが、電子情報産業の規模は中国全土の約6分の1を占めており、中国の科学技術革新の重要な都市で中国の物語の最高の縮図であるとみなされています。
ドローン以外にも大規模パフォーマンスを開催
この誰もが認める技術都市、未来都市である深センは、2022機のドローンによって雪の結晶を夜空に映し出すことで、雪の降らないこの都市に「雪」を降らせ、56カ国の衣装を着たロボットが踊るという、技術の力を用いた素晴らしいパフォーマンスを披露しました。
以下のリンク先に動画が公開されています(WeChatでのみ閲覧可)
深圳卫视深视新闻:南国唯一!深圳为何能成冬奥开幕式暖场城市?|锐视角
北京五輪で深センの果たす役割はこれだけではありません。次の記事では、他の場面で活躍する深センの役割について特集します。
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