深センでは2月13−14日にかけて合計3例の感染を確認。いずれも隔離ホテルスタッフから検出されました。
また、2月14日には12名もの香港ー深センの越境ドライバーが入境時の検査で陽性反応を示しており、ドライバーには厳格な感染予防と自衛が呼びかけられています。
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感染者情報
症例1は、2月13日に隔離ホテルスタッフの定期検査により検出された模様で、当感染者の活動している主要な場所で環境核酸サンプリングと消毒を実施、またトレーサビリティと遺伝子配列の解明が進行中。今までとは独立した感染であることから、"0213"というツリーで語られています。
(症例1)男,40歳,入境旅客隔離ホテルスタッフ
深圳卫视深视新闻:深圳新增1例确诊病例,为入境旅客隔离酒店工作人员
2月14日に確認されたケースは、いずれも症例1の密接者となります。
(症例2)男,33歳,入境旅客隔離ホテルスタッフ,症例1の密接者
(症例3)男,27歳,入境旅客隔離ホテルスタッフ,症例1の密接者
検疫ホテルの輸入症例からのオミクロン変異株と判断
ゲノム解析や疫学調査の結果、深圳市CDCは"0213"がオミクロンの変種であり、検疫ホテルに滞在していた輸入確認症例からの感染で、海外からの輸入による新たな感染であると判断しました。
"0212"の遺伝子は香港症例ウイルスのゲノム配列と100%相同
2月12日に報告された、香港の越境トラック運転手による症例"0212"の全ゲノム配列も完了。
深セン市CDCは当ウイルスをオミクロン変種かつ香港の症例ウイルスのゲノム配列と100%相同であると発表しました。
香港からの越境トラック運転手12名が陽性に(2/14)
2月14日には、さらに12名の越境トラック運転手が深セン入境時のPCR検査で陽性反応を示しました。 これにより2月4日以降、深圳側で陽性検出された越境運転者は35名に。
文锦渡口岸の貨物検査機能を調整
越境ドライバーによる陽性反応が相次いでいるため、文锦渡口岸では貨物検査機能を調整。2月14日から文锦渡口岸は香港向けの生鮮・生もの貨物を運ぶ越境車両にのみ使用され、その他の貨物を運ぶ越境車両は他のコントロールポイント(口岸)を通過する必要があります。防疫管理規定を遵守しない場合、状況に応じて越境輸送の免除を取り消す措置が取られます。
2月15ー17日まで、深センに戻る乗客の流れは第二のピークに
2月15日から17日まで、春節で深センに戻る乗客の流れは第二のピークを迎えるのだそう。
交通局によると、バス停、鉄道駅、空港、ターミナルでは、中国国内の中・高リスク地域や陽性例の報告がある地域から深センに来る乗客に対してドロップインのPCR検査を引き続き実施しているとのことです。