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深センから香港へN95マスクや防護服など医薬品物資を緊急搬送

現在、香港で流行している新型コロナ第5波の市中感染は22日に7,000人を超え、予断を許さない状態です。

中号本土では香港の流行対策を支援するため、N95マスク1億2千万枚、防護服362万枚、また治療用の漢方薬など様々な医薬品を深センを通して香港に緊急搬送しています。

第一陣:N95マスク1億2千万枚、抗原検出キット1億個を搬送

18日午前、タスクフォースと香港特別行政区政府の関連部門はテレビ会議を実施、その日の夜9時に香港特別行政区政府は最初の物資リストを提示しました。内容は主にN95マスク、迅速抗原検出キット、指夹式脉搏血氧仪(指締め式パルスオキシメーター)、连花清瘟胶囊、金花清感颗粒、藿香正气水など7製品です。 その中で、N95マスクは1億2千万枚、抗原迅速検出キットは1億個を必要としています。

香港特別行政区政府からの要請を受け、ワーキンググループは直ちに作業を開始し、広東省を中心にN95マスクと迅速抗原検査キットの国営企業、生産能力、生産量、在庫情報を地図にまとめました。

広東省政府は、西麗にある中興通讯オペレーションポイントと華南物流パーク(华南物流园)の2つのポイントを開設し、香港への医薬品を24時間ノンストップで輸送できるようにしました。 2月19日現在、7種類の物資の第一陣が香港に搬入されています。

Image via 深圳卫视深视新闻

第二陣:手術用マスク1億5,700万枚防護服362万枚などを搬送

2月20日、香港政府は緊急に必要とされる医療物資の第2陣のリストを送付。その中には、1億5,700万枚の手術用マスク、1,900万組の手術用手袋、362万枚の防護服、645万個の体温計、1億9,400万枚のアルコールペーパーなど16品目が含まれていました。現在は第二陣として医薬品を搬送中とのこと。

本土では現在1日300万枚以上のN95マスクを生産しており、香港のニーズにも十分対応できる生産体制になっているようです。

本土から香港を支援するための移動式PCR検査車 Image via 深圳卫视深视新闻

新型コロナ治療用の漢方薬も香港に寄贈

中国本土における新型コロナ治療は、漢方薬などを用いる「中国医薬」の存在が報道されていますが、この独自の漢方薬が軽症から重症への移行を効果的に抑えることができるとして、今回もいくつかの種類の漢方薬が香港に搬送されています。

現在、「三药三方」などの独自の漢方薬や漢方ドリンクは十分に供給されていますが、加えて「金花清感颗粒」「连花清瘟胶囊」などの需要に応えるため、関連メーカーは対象の漢方薬をすべて香港に寄贈したのだそう。

Image via 深圳卫视深视新闻

香港では症状の軽い患者は自宅療養

香港では現在臨時の隔離施設を増設中ですが、症状の軽い、あるいは症状のない確定患者の対応は中国本土とは異なり、基本的に自宅に隔離され病院で治療することはできない状況です。

そのため、上記のような症状を和らげる漢方薬等の中国医薬(中医薬)が必要となるようですが、このような医薬品は税関総署や香港当局と連携して特別通関ルートにより速やかに輸送できるようにしたのだそう。今後、医薬品以外にも様々な物資が深センから香港に搬送されていきます。


Source:

深圳卫视深视新闻:如何保障香港医疗物资供应?哪些需求最为紧迫?援港专班逐一回应

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