4月3日付の深セン市内新規市中感染者数は0名でした。ロックダウンを経てついに深センで感染ゼロ報告を聞くことができました。しかし深セン市は警戒を緩めておらず、市外・省外からの入境者に対しての防疫措置も発表されています。
目次
市内は引き続き警戒中
深圳市は感染ゼロの報告を行ったものの、「疫病の予防と制御の現状はまだ深刻かつ複雑で、我々はまだ少しもリラックスすることができない」と述べており、市民が引き続き予防と制御の個人責任を果たし、マスクの着用、定期的な手洗い、換気の頻度、消毒の頻度を高めること、社会距離を保つなどの防護措置をしっかり行い、すべての疫病予防と制御要件の実施に積極的に協力することを求めています。
深圳市外からの入境者に対する防疫措置(一部紹介)
昨今の深圳市内における新規市中感染者は、深圳市外、広東省外からの入境者が見受けられることや、清明節で省をまたぐ移動が行われていることから、市では外部からの入境者に対して以下のような措置を発表しています。(一部紹介)
高リスク地域から深圳に入境する場合
14日間の集中検疫を実施し、最初の7日間は毎日PCR検査を実施。10日目と14日目に再度PCR検査を実施する。
中リスク地域/高リスク地域がある县(市、区)およびリスト内の县(市、区)から深圳に入境する場合
対象の县(市、区):
- 上海市全域
- 吉林省吉林市、长春市
- 天津市河北区,东丽区,西青区,北辰区,静海区
- 河北省唐山市高新技术开发区,廊坊市安次区葛渔城镇全域
- 辽宁省沈阳市辽中区,营口市鲅鱼圈区
- 黑龙江省哈尔滨市五常市
- 江苏省南京市江宁区,常州市天宁区
- 福建省莆田市仙游县,泉州市鲤城区、丰泽区、洛江区、石狮市、晋江市,漳州市龙文区
- 山东省青岛市莱西市,威海市威海经济技术开发区、威海火炬高技术产业开发区,滨州市惠民县、阳信县、博兴县、邹平市
- 甘肃省兰州市七里河区
- 黑龙江省佳木斯市汤原县
14日間の自宅隔離を実施し、1日目、3日目、7日目、14日目にPCR検査を実施
感染の発生したエリアから深圳に入境する場合
7日間の自宅検疫+7日間の自宅健康管理を実施し、1日目、3日目、7日目、14日目にPCR検査を実施(河北廊坊,福建泉州,江西南昌,河北唐山エリアも含む)
香港から深圳に入境する場合
14日間の集中隔離+7日間の在宅健康観察
マカオから深圳に入境する場合
7日以内のPCR検査陰性証明が必要
中国国外(香港・マカオ以外)から深圳に入境する場合
14日間の集中検疫+7日間の厳格な在宅健康観察
中・高リスク地域および陽性例のある地域からの入境者は48時間以内のPCR検査陰性証明持参を
中国国内の中・高リスク地域および陽性例のある地域からの入境者は、48時間以内のPCR検査陰性証明書を持参して深圳行きの飛行機、列車、バスに搭乗し、深圳到着と同時にPCR検査を受ける必要があります。
中・高リスク地域の確認方法
中・高リスク地域の確認は、WeChat「国务院客户端」ミニプログラム→「疫情风险查询」→「点击查看全国中高风险疫情地区」からも確認できます。
深圳市全体の封鎖・防範(警戒)地域
4月3日にかけて、先日中リスク指定が解除された福田区沙头街道上沙社区塘晏村や南园街道、龙岗区吉华街道などのエリアが続々と規制緩和されました。
以下は4月4日現在の深圳市内全域の騰訊地図です。規制エリアはかなり減りましたが、引き続き封鎖・防範(警戒)地域は存在します。
深圳卫健委:深圳2区发4则“解控”通告!涉及上沙塘晏村、龙秋村
越境トラック運転手もゼロ名陽性(4/2)
4月2日に検出された、香港の越境トラック運転手の陽性者もゼロ名。引き続き越境ドライバーには感染防止の自衛が促されています。
深圳口岸发布:4月2日,深圳口岸无跨境货车司机核酸阳性新增病例
各地域の封鎖・管理マップはこちらから確認
Webサイト:「深圳市 疫情封控管控防范区域查询」
各地域の封鎖・管理マップ「深圳市 疫情封控管控防范区域查询」は、以下のリンクから参照ください。
アプリ:「騰訊地図」
テンセントがリリースしている騰訊地図(腾讯地图)アプリは、深セン市内の地図の中に封鎖区域も表示されて非常に便利です。(上海や広州など、深圳市以外の区域も表示されます)
スマートフォン・タブレットをお持ちの方は、以下のQRコードからスキャンされることをお勧めします。
WeChatミニプログラム:「深圳战疫地图」
「深圳战疫地图」というWeChatミニプログラムからも確認可能です。(国外におられる方は使用できない模様)
以下のQRコードをスキャンしてください。