中国最大規模の見本市、「第131回 中国輸出入商品交易会」(通称「広州交易会/広東フェア」)は、現在オンラインで開催中。
今回は4月15日から24日の期間中に、世界32の国と地域から約25,500の出展者が参加。家電製品を始めとする16のカテゴリーで290万点以上の製品が紹介されています。
広州交易会とは
国内最大の総合見本市として1957年に始まった中国輸出入商品交易会(広州交易会)。長い歴史を持つこの見本市は中国国内外での流通を促進させることを目的としています。
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昨年(2021年)はオンラインとオフラインのハイブリッド開催でしたが、今回はオンラインのみ。現在広州では感染者が増えているため完全オンラインにしたのは良い選択でした。
YouTubeの「Canton Fair」チャンネルで多言語でのビデオも公開中
第131回広州交易会は4月15日から24日まで開催中
4月15日から24日まで行われるこの10日間のフェアでは、オンライン展示会、サプライヤーとバイヤーのマッチングイベント、越境ECの促進などが行われ、多様なビジネスイベントがバーチャルで開催されます。
主催者によると、世界32の国と地域から約25,500の出展者が、消費財から家電製品まで16のカテゴリーを網羅する290万点以上の製品を紹介。展示エリアは50あり、低開発地域の出展者のための「農村活性化」エリアも指定されているのだそう。グリーン・低炭素関連の出展は48万件で過去最高です。
外国企業は402社が参加。米国フォーチュン500社のハネウェル(Honeywell)社や日本の小型家電メーカーのSEZZE社など有名企業が名を連ねています。RCEP加盟国から合計117社が輸入展に参加し、輸入展の出展者の29.1%を占めています。出展者のオンラインサービス利用料は無料。また、越境ECプラットフォームへの手数料も無料なのだそう。
広州交易会の公式ウェブサイトでは、展示内容や出展企業、世界各国の企業とのつながり、新製品の発表、バーチャル展示場、プレス、イベント、会議サポートなどのサービスが設定されています。
今年はデジタル化レベルが大幅に向上し、ユーザーエクスペリエンスの向上やオンラインプラットフォームの最適化と機能強化が行われています。プラットフォームの技術基盤を全面的に更新し、展示物のデータ構造を最適化することで、ユーザーの需要の変化に迅速に対応できるようになったとのこと。クロスボーダーアクセスの速度が向上するのは本当に重要ですね。
参加は広州交易会オフィシャルサイトから
オンラインでの参加は、以下の公式サイトにアクセス後、指示に沿って登録してください。
外国人バイヤーの渡航が困難となった2020年以降、広東フェアはオンラインにフォーカスし始めましたが、システムは年々ブラッシュアップされてきました。外国人の往来が再開された後も、このシステムは活用し続けるかもしれませんね。
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