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入境最新情報:香港から中国本土・マカオ入境時のPCR検査を撤廃、深センへの入境者枠も拡大中

photo: 深圳湾口岸(12/14 撮影)

12月14日より、香港から中国本土およびマカオ入境時のPCR検査が撤廃されました。香港から深センへの入境者枠も15日より1日2500人に拡大され、港珠澳大橋を渡るシャトルバスも増便中です。

中国のコロナ防疫政策の緩和に伴い、香港から中国本土への入境に動きが見られています。これまで発表された最新の入境情報をお伝えします。

香港から中国本土・マカオ入境時PCR検査撤廃(12/14-)

12月13日、香港特区政府醫務衞生局局長の盧寵茂氏は防疫政策に関する会見を行い、14日より以下の3つの分野で防疫対策を調整することを紹介しました。

  1. 香港から中国本土およびマカオへの入境者に対し、コントロールポイント(口岸)や空港でのPCR検査を廃止し、48時間以内のPCR検査が陰性であれば旅行者は通過可能
  2. リスクの高い場所や集団に資源を集中させることで、地域のPCR検査の戦略を調整し、住宅に出される検査義務通知の数を減らし、コミュニティでの迅速検査キットの配布を増加
  3. 自宅検疫者への電子ブレスレッド装着の義務付けを撤回

深圳新闻网:12月14日起,自香港前往内地和澳门无须在口岸进行核酸检测

香港01:通關|明起撤銷往內地口岸核酸檢測要求 盧寵茂:密切期待通關

「黄色コード」撤廃、海外から香港入境後3日間の行動制限がゼロに(12/13-)

今まで、海外または台湾からの入境者のワクチンパスには「黃碼」(黄色コード)が表示され、期間中は行動制限がありました。今回この黄色コードが廃止されることで、陽性者でなければ香港到着後すぐにレストラン等の施設に行くことができるようになりました。

つまり、この取り決めは今まで香港入境者に対して行われていた「0+3」(0日の隔離+3日間の行動制限)が「0+0」になることに等しく、観光客が香港に戻る大きな要素となります。

rthk.hk:田北辰:取消黃碼等同實施「0+0」方案

「安心出行」アプリ使用義務解除(12/13-)

香港では今まで、レストランなどに入る前には「安心出行」アプリを使用してQRコードをスキャンする必要がありましたが、当使用義務も解除されました。とはいえ、疫苗通行證(ワクチンパス)は提示する必要があります。

rthk.hk:明天起免掃安心出行及取消黃碼 食肆等仍須疫苗通行證

健康ポストルームオンライン予約システム増枠(12/15-)

深圳健康驛站房間網上預約(深セン健康ポストルームオンライン予約システム)によると、12月15日より深センへの健康ポストルーム入室枠を1日2,500人に拡大します。

Image via 點新聞

「健康ポストルームオンライン予約システム」は、深圳湾口岸経由で深圳に入境する人のための予約プラットフォームで、深圳に入境予定の人が当日を含む7日間分の事前予約をシステムを通じて行い、予約状況に応じて隔離部屋のリソースを配分しています。

今までは、香港から中国本土への入境は以下のような流れになっていますが、今回の一連のアナウンスにより4番目と5番目のオペレーションが不要になると思われます。

  1. 深セン健康ポストルーム予約システムでホテルの隔離と通関を予約。完了後に緑色のQRコードを取得し、画像を保存。
  2. 中国本土へ入境する24時間前にWeChatで「海關旅客指尖服務」(旅行者向け税関サービス)ミニプログラムを開き、健康申告書を記入する。記入後に黒いQRコードを取得し、画像を保存。
  3. 中国本土へ入境する24時間前にPCR検査陰性報告を完了する。
  4. 口岸でのPCR検査をオンライン予約
  5. (当日、深圳湾口岸にて迅速PCR検査を受け、陰性者のみ通行可)
  6. 「安心出行」アプリをスキャンして、香港の出境ポイントに入り、香港の通関手続きを行う。
  7. 本土の口岸に入る際、「新冠肺炎疫情防控重點人員移交記錄單」(新型コロナ予防対策要員引継ぎ記録票)および「入境旅客軌跡卡」(到着旅客追跡カード)に記入し、緑と黒のQRコードを提示する。
  8. 保安検査場通過後、待合室からバスで指定されたホテルへ移動。
12/9時点の入境者枠(12/15より2500人に増枠)Image via 點新聞

點新聞:明起深圳健康驛站名額增至每日2500

港珠澳大橋シャトルバス増便

珠海・マカオ側に接続する港珠澳大橋を渡るシャトルバスは、12月10日より増便されています。バス利用者は、事前にWeChatの「港珠澳大橋穿梭巴士」(wechat ID:hzmbus)にアクセスして予約をする必要があります。現在の時刻表は以下の通りです。(表では1日9便ですが、現在は1日10便になったとのこと)

Image via 點新聞

旧正月帰省前の緩和を期待する声も

香港在住者の中には春節時に中国本土を訪れる人が多いため、香港行政府も本土との自由な通関の早期実現を望んでいるようで様々な憶測記事も出ています。しかし中国本土側は外国からの入境は基本的に「5+3」(5日間の隔離+3日間の健康観察)体制を崩しておらず、香港からの入境についても同様です。

深圳市内の一部では「5+3」ではなく「5+0」で香港から入境できたとの話がネット上で話題になっていますが、情報は錯綜しています。そう遠くない日に新たな情報が発表される可能性があります。

01獨家|入境深圳變「5+0」? 消息人士:3天居家隔離形同虛設 | 香港01

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