新型コロナ感染者急増中の深セン市では、かつてPCR検査を行っていたブースを発熱クリニックとして再利用し始めています。
発熱患者はその場でコードスキャンを行い、受診後に処方箋を印刷して薬をもらうことができるというとてもスマートな方法。効率も良さそうです。
深圳市内の発熱クリニック検索方法
先日の報道の通り、深圳市内の発熱クリニックは近い将来2000ほど開設される予定です。
市では「深圳卫健委」WeChat公式アカウントを用いて、最寄の発熱クリニックを検索できるように取り計らっています。
検索方法をご紹介します。まず、以下のQRコードをスキャンしてください。
すると、市内の発熱クリニック一覧が表示されます。
右上のマークをタップすると、地図も表示されます。
発熱クリニックに改装されたPCR検査ブース
宝安区人民病院安楽社区保健所は、区内で初めてPCR検査ブースを発熱クリニックに改造した所です。ここでは最寄りの区の住民に診察や薬の処方を行っています。
スタイルとしては、以前のPCR検査と同様ブース内に医師が座り、住民は外で並びます。
保健所の担当者によると、PCR検査ブースを発熱クリニックに変身させたのは、主に発熱患者とその他の人々の地域保健相談を分離させ、慢性疾患患者、高齢者、予防接種の子供と発熱患者を分離させ交差感染を防ぐためと述べました。
発熱患者は、社区保健所内に入ることなく、直接診察、支払い、薬の受け取りなどの手続きを行うことができます。
改造された発熱クリニックにはPCが設置され、医薬品もここに保管されています。患者はコードをスキャン・登録後に医師の診察を受け、処方箋が印刷されます。その後患者はコードをスキャンしてその場で支払い(医療保険対応)、直接薬を受け取ることができるようです。
当ブースのサービスは午前8時〜午後9時の時間に行われており、医師は3時間ごとに交代するのだそう。
需要急増中の発熱クリニック、軽症患者は訪問を控えるよう通達
市内の感染者急増に伴い、発熱クリニックを訪れる患者も急増中です。発熱クリニックは増設中とはいえ、解熱剤などの医療資源は限られています。
そのため、若年層で熱の症状が軽い人は、自宅でお湯を多めに飲んだり、適切な薬を飲むなどの対処を行い、発熱クリニックには大勢の人が並ぶのを避けるようにと通達されています。
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