中国全域で新型コロナによる発熱患者が爆発的に増加している現在、テンセントは余っている解熱剤などの医薬品を相互シェアできる「腾讯出行服务」WeChatミニプログラムをリリースしました。
当アプリは中国国内の主要エリアで利用可能です。
WeChat「腾讯出行服务」ミニプログラム
この解熱剤シェアアプリは「腾讯出行服务」というWeChatミニプログラムの中に組み込まれています。「新冠防护药物公益互助」と呼ばれる機能で、開発元は腾讯出行服务と腾讯地图によるもの。以下のQRコードをスキャンすることで利用可能となります。
もしくはWeChatで「出行服务」と検索すると、「腾讯出行服务」ミニプログラムを見つけることができます。
現在のトップ画面は以下のようになります。
解熱剤が必要な場合
解熱剤が必要な場合は、左側の「我需要药」を選択します。
以下の画面にて国家衛生委員会が推奨する家庭用市販薬を選び、場所、連絡先、手伝いの指示などの情報を記入し、実名認証を済ませた後に投稿できます。
解熱剤が余っている場合
逆に薬が余っている人は「我有多的药」を選択します。
その後、以下の画面にて関連情報や実名を記入することで薬をシェアすることができるようになります。
相互支援終了後、相互支援情報をアップロードした人は、「解決済み」を選択して相互支援情報を取り下げることができます。
【追記】対象は中国身分証保持者のみ
しかしこのアプリ、使用した方の話によると現在のところどうも実名認証時に中国の身分証しか登録できないようです。つまり外国人は不可。。これだと日本から薬を送ってもらってシェアするような使い方はできないですね。。残念。
各所で医薬品が不足している中、余剰の薬を確保している方がどれだけいるのかは不明ですがこのようなアプリをすぐに作成して拡散できるスピードは目を見張るものがあります。当アプリが一刻も早いコロナ収束の一助になると良いですね。
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