中国国務院は2月3日、中国本土と香港・マカオ間の通関を全面開放すると通知しました。2月6日から実施されます。以下通知文内容です。
(02.03 14:10 UPDATE)訳文を修正しました。
中国本土・香港・マカオ入境時の予約手配を廃止
広東省と香港の陸上口岸(境界コントロールポイント)経由の入境審査の予約手配を廃止し、今まで制限されていた通関の人数枠も撤廃します。これにより中国本土と香港・マカオを結ぶ団体ツアーの運営も再開できるようになります。
香港・マカオから本土の入境者への要求事項
香港・マカオから本土の入境者については、以下のようになります。
7日以内に海外滞在歴がない場合:以前に取得したPCR検査が陰性であれば入境可能
7日以内に海外滞在歴がある場合:香港・マカオ特別行政府が渡航前48時間以内のPCR検査陰性証明を確認後、本土入りを許可(3歳以下の幼児は検査免除)
越境旅客運送事業者は、発券時に上記のPCR検査の必要性について旅客に通知を行う。
(海外から香港に到着した渡航者で、中国本土入境前に48時間以上経過した場合の記載はありませんが、その場合は香港市内でPCR検査を再度受けて陰性証明書を取得すれば問題ないと思われます)
入境検疫
香港・マカオに入境される方は、到着後、口岸(境界コントロールポイント)にて税関健康診断書で必要な通関手続きを行うこと。
健康申告が正常で、口岸の検疫で異常がなければ入境できます。健康申告に異常がある方、発熱などの症状がある方は、税関で検査を受けます。
陽性となった方は必要に応じて自宅や居住地での隔離や医療機関の受診を行います。 陰性となった方は、中華人民共和国における衛生および検疫に関する法律およびその他の法令に基づき、税関による定期検疫を受けることになります。 入境後は、地域の防疫対策に従ってください。
港湾業務
安全で秩序ある円滑な通関と越境旅客輸送を確保し、港を行き来する人々の体験をさらに向上させるため、港湾検査部門と越境旅客輸送業者は組織と調整を強化し、香港・マカオに隣接する本土港ができる限り開かれ、通関円滑化措置ができる限り実行され、本土と香港・マカオ間の越境直接道路旅客輸送と鉄道・水路・航空旅客輸送能力ができる限り使用されるよう確保します。
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