2023年3月31日、中国で最も高いツインタワーとなる高さ369メートル「星河双子塔」のグローバルローンチが、竜崗区の星河WORLDにて開催されました。
夜には、ギネス世界記録を持つ「高巨創新」(HIGH GREAT)社によるドローンショーを開催。ツインタワーと連携した今までにないスタイルのショーとなりました。
「星河双子塔」は高さ369メートルで中国一
「星河双子塔」(GALAXY TWIN TOWERS)の高さは369メートル。中国では最も高く、世界では3番目に高いツインタワーとなります。両方が同じ高さのツインタワーとしては世界第2位の高さになる模様です。
ちなみに、現在世界第一位の高さとなるツインタワーは、クアラルンプール(マレーシア)のペトロナスツインタワーで高さ451.9メートルです。
星河(Galaxy)と言えば、福田区にある超有名モール「COCO Park」の運営会社。「COCO City」「星河WORLD COCO Park」といった関連モールも竜崗区、竜華区にあり、賑わっています。
星河WORLDは10年を経て、生産額300億元以上、企業数1200社以上、入居率99%の工業団地へと変貌を遂げ、竜崗区の経済発展の新しいエンジンとなっています。
そして今回稼働を始める星河双子塔は、星河WORLDの統合された産業エコシステムと生活施設に依拠し、AI、デジタル、現代建築、EC、知的設備などの9産業に焦点を当て、大湾区の企業の発展のため高品質のオフィススペースと産業サービスを提供するのだそう。
場所は竜崗区の坂田街道に位置しており、総工事面積は約36万平方メートル、地上73階建て、高さ369メートルとなります。
グローバルローンチ式典
式典には、世界17の国と地域から企業・団体の代表が集まり、池卫国深圳市商務局副局長、游宇龍崗区委員会常務委員、平原副区長が出席、916社がツインタワーの開業を見届けました。
また、華為(ファーウェイ)、富士康(フォックスコン)、三菱電機などフォーチュン500の28社が出席し、深圳のVCグループ、エンジェルファンドなどの投資機関等が集結したのだそう。
同日には、以下の4大産業基地の落成式も開催されました。
- “国家电子商务示范基地”
- “深圳市龙岗区数字创意产业园区”
- “深圳建筑产业生态智谷现代建筑服务产业集聚区”
- “深圳跨境电商综合服务创新中心”
ドローンショー
今回の目玉となるのがドローンショー。この星河エリアに入居するドローン企業「高巨創新」(HIGH GREAT)社によるツインタワーを取り巻くドローンフォーメーションショーです。使用されたドローンは600機。
中国一の高さを誇るツインタワー周辺で行われるショーは様々な要因に左右されるため非常に難易度が高く、実に世界初となるショーとなりましたが、タワーの周りを飛行して満開の蓮の花や、巨人が塔を登る姿などを表現するなど多彩にわたりました。
普段のショーとは違い、ツインタワーと連動させるドローンショーはとても新鮮ですね。以下の高巨创新のリンク先には映像も公開されています。
アクセス
場所は竜崗区に位置しています。近隣には银湖山郊野公园などがあり、緑が非常に豊かです。
住所:广东省深圳市龙岗区雅南路一号
最寄駅:地下鉄10号線「雅宝」駅 C2出口 徒歩220m
深圳を代表する新たな名所がまた一つ増えましたね。ぜひ訪れてみてください。
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