中秋節・国慶節大型連休期間中の9月29日から10月4日にかけて、皇崗口岸、福田口岸、福田保税区(自由貿易区)の入出境者数は1日あたり118万人が通関しました。また、香港の国慶節連休最終日となった10月2日には特にトラフィックが大幅に増大し、いくつかの項目においてコロナ後の通関再開以来新記録を樹立しました。
2023.10.09 追記:「コロナ後の通関以来新記録」と文言修正しました。
4項目にて新記録樹立
9月29日から10月4日まで、皇岗、福田口岸、福田保税区(自由貿易区)の入出境者数は1日あたり118万人が通関し、中でも福田口岸の出入境者数は91万人以上。車での入出境が可能な皇崗口岸では48,000車輌が通関しました。
特に香港では10月2日が国慶節連休の最終日だったため、中国本土で連休を過ごした香港居民が香港に戻るタイミングでのトラフィックが大幅に増大しました。
10月2日に樹立したコロナ後通関以来の新記録は以下の4項目。
(皇崗口岸)延べ14.8万人以上が出境検査と通関を実施
(皇崗口岸)5.6万人以上の入出境者数
(皇崗口岸)3.3万人以上の出境者数
(福田口岸)11.5万人以上の出境者数
他の口岸でも利用者数は高水準で推移、144時間ビザなし団体ツアーも
9月29日から10月6日に、羅湖口岸を通過する乗客の入出境者数は122万人を超え、1日あたり21万人超えとなりました。また、羅湖口岸では240以上の外国人旅行団体が「港澳地区外国人组团入境广东144小时免签」という144時間のビザなしツアーを活用したとのこと。
香港からの旅行者は今後も増大傾向に
今回の大型連休期間中の入出境旅客者は、香港・マカオ居民が全体の70%を占めていました。
データによると、深圳における香港からの観光客の消費量はかなりの比率となっており、飲食消費の約38%、小売の約32%、交通・観光の約12%、その他は約18%を占めているのだそう。
今後も、香港からの旅客による消費は飲食や娯楽以外にも、文化・芸術・医療・健康など多方面に拡大しており、深圳市は香港・マカオからの観光客を出迎えるためシャトルバスの整備や標識の改善、支払いツールの支援などを進めていく模様です。
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