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統計によると、2023年第3四半期の深圳における「ブランド一号店」出店数は145店に達し、コロナ禍以来増加傾向となっています。
香港に隣接した立ち位置から、過去にはマクドナルドやMUJI HOTELなどをはじめたくさんのブランドが深圳に進出してきましたが、近年は市が主体となってモールに第一号店舗を誘致する「首店奨励政策」を実施しています。
2023年第3四半期の「ブランド一号店」数は145店に
赢商大数据の統計によると、2023年第3四半期、深センで新たにオープンした「ブランド一号店」の数は145店に達し、2022年同期比では107%増、第2四半期比で93%増となり、2020年以降の1四半期に新規オープンした出店数として最高数を記録しました。
新規出店ブランドの国・地域別分布
2023年第3四半期に深圳にオープンした145のブランドは、15のブランドが中国本土初の一号店として、25のブランドが華南地区初の一号店として、3のブランドが広東省初の一号店として、102のブランドが深圳市初の一号店として出店したのだそう。
ブランドの地域別分布は、中国本土にあるローカルブランドが120店、香港・マカオのブランドが5店、アメリカ、フランス、イタリア、カナダ、スウェーデン、イギリスなどの国際ブランドが20店となります。2023年第1~3四半期の時点で、合計58の国際ブランドが深圳市に進出したとのこと。
出店先は福田区がトップ、宝安と南山が続く
第一号店の出店先分布を見ると、福田区が42店舗で1位、宝安区が36店舗、南山区が29店舗と続きます。福田区は今年、「首店奖励政策」を打ち出し、地域内のショッピングモールが「一号店ブランド」を積極的に入居させるよう促しています。その他の地域では、羅湖区が15店舗、竜華区が10店舗、竜崗区が6店舗、光明区が4店舗となりました。
進出エリアは、「福田CBD商業地区」が特に好調で、このエリアにブランド一号店が25店舗(17.6%)進出しました。 2位と3位は宝安中心商圈と蔡屋围商圈で、それぞれ18店舗と9店舗となりました。
業態別に見ると、以下の内訳となります。
- カジュアルダイニング:31ブランド
- 中国食品・飲料:40ブランド
- アパレル:21ブランド
- ファッション:22ブランド
- 飲食・ケータリング:20ブランド
- ライフスタイル・サービス:4ブランド
- スポーツ・エンターテイメント:4ブランド
- キッズ:3ブランド
“首店经济”の発展を促す
2020年より、深圳市は国際消費中心都市を創造することを目標に掲げ、その中で“首店经济”と呼ばれる「一号店経済」の発展を加速することを明確に打ち出し、その後もいくつかの施策を発表しています。
ブランド誘致の分野でも経済活性化のため市が積極的に支援している様子が伺えます。
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