12月27日、ついに深圳地下鉄8号線の第二期が開通しました。4年半の工事を経て開通した当路線によって深圳の有名ビーチリゾート地「大梅沙」や海鮮美食街、アウトレットモールなどへのアクセスが容易になったため、周辺の交通渋滞も緩和されることが期待されます。香港からの観光客も増えそうです。
8号線第一期は2020年に開通
地下鉄8号線第一期は2020年10月に開通し、塩田区民にとって都心部へのアクセスが抜群に良くなりました。梧桐山国家森林公园と海岸沿いを走る自然豊かなエリアです。
8号線第二期
そして、今回開通する第二期は深圳市の有名なビーチリゾート地「大梅沙」に直結
8号線二期線の駅はすべて塩田区内に位置しており、全線地下敷設方式を採用。2号線・8号線の塩田路駅の終点から東に延び、全長約8キロ、設計時速80キロで結ばれる路線です。
新設されるのは以下の4駅となります。
鸿安围駅
鸿安围駅構内は、深海群魚がモチーフとなっており、虹色のグラデーションカラーをメインカラーとして指紋のような波紋模様に収束させ、人間と海の調和した共生関係を示唆したデザインとしたのだそう。
盐田墟駅
盐田墟駅構内はこのようなデザイン。上部の装飾にオレンジと貝殻の要素を取り入れ、ビーチにいるような気分にさせています。
盐田墟駅を下車すると、徒歩8分で深圳の8大食品街の一つと言われている「塩田海鮮街」に行くことができます。
観光スポットの一つ「烟墩山国际友好公园」には、スペインのア・コルーニャにあるローマ時代の建造物「ヘラクレスの塔」をモチーフにした灯台があることで有名です。
大梅沙駅
そして今回の目玉となる「大梅沙」駅、繁忙期は大渋滞に見舞われるこのエリアですが、電車なら渋滞知らずですぐにビーチに直行です。また、有名アウトレットモール「大梅沙奥特莱斯」やインターコンチネンタルホテル「大梅沙京基洲际度假酒店」やテーマパーク「东部华侨城」(OCT East)にもアクセスが可能です。
2020年にリニューアルされた大梅沙ビーチリゾートに関する情報はこちらから
駅構内はシロナガスクジラを基調としたデザインになっており、他にもタイルは貝殻や亀などをモチーフにしており、海洋芸術を全面に出しています。
小梅沙駅
小梅沙駅もビーチに隣接しており、現在改修工事中の小梅沙リゾートエリアは、2024年5月の連休に再開し、観光シーズンのピークに間に合わせる予定です。リニューアルされたエリアには、新しいテーマパーク、公園、海岸沿いのショッピングモール、ホテルなどが建設され、旅行やレジャーのニーズに応えるのだそう。
小梅沙駅構内は珊瑚をモチーフとしたデザインが目を惹きます。
香港からのアクセスも良好
そして8号線は深センと香港をつなぐ莲塘(蓮塘)口岸と、沙头角口岸に接続しているため、直接アクセスが可能。また、全長19.5キロの海岸に沿う盐田海滨栈道や、自然豊かな梧桐山国家森林公园もあり、休日のレジャーに最適です。
週末、休日の小旅行に8号線をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
Source:
Shenzhen Daily : New Metro section offers faster link from downtown to the sea
EyeShenzhen : Explore Yantian with extended Metro Line 8 乘深圳地铁“看海专线”玩转盐田