
深セン市は2月8日、市内各口岸の情報を確認できる「i口岸」アプリの正式運用を開始したと発表しました。
当アプリにより、それぞれの口岸のアクセス方法やリアルタイム混雑状況など便利な情報を取得することができるようになりました。
「i口岸」アプリ概要
「i口岸」アプリは、深センの口岸がピークを迎える春節前にローンチされました。
当アプリは、WeChatミニプログラムで提供されており、WeChatで「i口岸」と検索することでアプリを利用することが可能となります。現在は中国語のみですが動画や画像、図なども交えながら表示されるので理解しやすいインターフェースです。

各口岸の業務時間、周辺交通機関利用案内を表示
各口岸の業務時間はついつい忘れがちな情報ですが、このアプリを使えば一発で確認可能に。周辺の交通機関利用案内も表示されます。「陸路」「水路」「高鉄」のタブに分かれています。



リアルタイム混雑状況を表示
多くの人が知りたいのは、「今口岸に行くと、通関にどれくらいの時間がかかるのか?」といった情報です。この「i口岸」アプリは、各口岸内に設定されているAIカメラから入出境のスムーズな状況指標を割り出した混雑状況を表示してくれます。
混雑状況は、以下の3つに分類して表示されます。通過時間を予測できるので、その後の予定も立てやすくなります。
"畅通"(スムーズ):通過時間 0-10分
"正常"(ノーマル):通過時間 10-20分
"缓行"(混雑):通過時間 15-30分




口岸へのアクセス方法を動画で解説
初めて口岸を利用される方にとって便利なのが、口岸へのアクセス方法解説動画。「视频通关」というメニューから確認できます。中国語ですが有益な情報です。



口岸wifi接続情報も一目で確認
SIMを持っていない旅行者にとって特に助かるのが、口岸内で利用できるwifiです。当アプリには「口岸WIFI」というメニューがあり、主要口岸のフリーwifi接続情報を確認できます。口岸内にもwifi情報が掲示されていると思われますが、事前にスクショしておいた方が良いかもしれません。

他にも通過両替ポイントの情報や、最新の公式アナウンスやQ&Aを確認できるなど、便利な機能が揃っています。外国語対応が待ち望まれますね。
Source: