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深セン企業による8100機のドローンショー世界記録連続更新、表現力は新次元へ

9月3日、深センのドローンショー企業「大漠大智控」(DAMODA)社は7,598機のドローンショーを開催し、ギネス世界記録を更新しました。しかしその2日後、もう一つの企業「高巨創新」(HIGH GREAT)社が今度は8,100機のドローンショーを開催。再び記録を塗り替えました。

深センを代表するこの2社はこれまでもギネス記録を更新し続けており、表現力も別次元のレベルに発展しています。

ギネス記録競争が続けられてきた中国のドローンショー

競争の激しいドローンショー業界は、これまでもショーの世界記録が塗り替えられてきました。記録の種類はいくつかありますが、「史上最多のドローン同期飛行」(同時に飛行させたドローン台数)が代表的です。近年の記録をご紹介します。

2020年9月:深圳 DAMODA(3,051機)

2021年3月:上海 广东亿航白鹭(3,281機)

2021年6月:深圳 HIGH GREAT(5,164機/5,184機)

「大漠大智控」社による7,598機のドローンショー

そして今回、2024年9月3日に行われたのは「大漠大智控」(Shenzhen Damoda Intelligent Control Technology Co. Ltd.)による7,598機のドローンショー。吉林省延边朝鲜族自治州延吉市にて延边州成立72周年記念のパフォーマンスが行われました。当イベントは7,000機による「孙悟空无人机表演」と、7,598機による「吉尼斯世界纪录无人机表演」(爱我中华、飞龙在天 无人机表演)の2部で構成されました。

ただの数字の記録ではなく表現力の面でも向上が見られ、吉林省と北朝鮮の国境地帯にある有名火山「长白山」の四季の移り変わりや「金达莱花海」の開花など、ドローン技術によって芸術的な表現が行われた模様です。

大漠大は今回のドローンショー開催にあたり独自の技術となる「无人机集群自动化表演V3」を使用。このシステムは<自動化、知能化、場所節約、省人化、高効率、安全信頼性、耐風速、干渉防止、正確な位置決め>を売りとしています。

「高巨創新」社による8,100機のドローンショーで再び記録更新

大漠大の記録更新からわずか2日後の9月5日、それまでのギネス記録保持者だった「高巨創新」(HIGH GREAT)社は8,100機のドローンショーを行い、世界一の座を奪還。高巨創新が打ち立てた記録は「史上最多のドローンディスプレイ(7,998機)」(9月4日達成)と、「史上最多のドローン同期飛行(8,100機)」(9月5日達成)となります。

「史上最多のドローンディスプレイ(7,998機)」(9月4日達成)

「史上最多のドローン同期飛行(8,100機)」(9月5日達成)

ドローンショーのパフォーマンスは規模や数の多さに注目されがちですが、空中の立体的なステージにおいて複数の機種を組み合わせて多次元的な効果を演出するには高度な技術を要します。深センでしのぎを削るこのドローンショー大手2社は今後も機体の性能向上と共にドローン産業や「低高度経済」の発展を牽引していきます。


Source:

大漠大无人机编队表演:震撼全球丨大漠大7598架无人机创造“最多无人机组成的空中图案”吉尼斯世界纪录

高巨创新:高巨创新无人机编队再创两项吉尼斯世界纪录

 SBDJI:高巨创新无人机编队再创两项吉尼斯世界纪录

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