2024年10月、世界的有名チェーンKFCの新業態サブブランド「KPRO」が深センと広州に初出店を行いました。
パニーニやハンバーガーに加えて注文してから作るサラダなど、ヘルシー志向の高まりを受けて栄養バランスの取れたメニューを提供しています。
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緑のKFC「KPRO」
日本ではケンタッキーフライドチキンとして有名なKFC(中国名:肯德基)の軽食製品に重点を置いた新業態サブブランド「KPRO」は、2017年に上海に第一号店を出店。その後杭州にも展開していきました。そして2024年10月、ついに広東省に進出を果たし、深圳と広州に第一号店を出店しました。
サブウェイの市場に食い込み、ヘルシー志向の若者を取り込む
中国でサンドイッチといえばサブウェイが有名ですが、KPROはこの市場に食い込もうとしているようです。価格面でもサブウェイのセットメニューは30元を超えていますが、KPROは29.90元のセットを用意し、シェアを奪おうとしています。
現在の中国において軽食市場は競争が激しく、デフレの現在は「穷人套餐」(貧困者用セットメニュー)が登場していますが、健康的なメニューを求める消費者もいます。KPROはKFCのブランドを活用して上海などの店舗ではKFCの隣に位置しながらブランドロゴの配色は赤ではなく緑にすることで、健康志向で環境保護に関心のある都市部の若者たちの視覚に訴えようとしています。
メニュー
メニューは、基本的に4つのメインシリーズにて展開されています。
他にもKPROでしか食べられないヨーグルトシェイクなどのドリンクが揃っています。
帕尼尼(パニーニ)
和牛堡(和牛ビーフバーガー)
能量碗(エナジーボウル)
多多卷(タコロール(ツイスター))
日本ではツイスターとして馴染みのある、トルティーヤで巻くスタイルです。
期間限定で割引も
現在、オープニングとして以下のような割引を実施しています。
アクセス・ロケーション
KPRO·德赛餐厅
深圳市南山区德赛科技大厦一楼(百度地図リンク)
最寄駅:地下鉄1号線「高新园」駅D出口
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