10月15日より、広東フェア(Canton Fair)と呼ばれる広州交易会がスタートしました。第136回となる今回は3万を超える出展者が115万点の新製品を展示しています。深センからは過去最多の1484社が参加・出展中です。
目次
広州交易会とは
国内最大の総合見本市として1957年に始まった中国輸出入商品交易会(広州交易会)。長い歴史を持つこの見本市は中国国内外での流通を促進させることを目的としています。通常は春と秋の年2回で、今回もオンラインとオフラインのハイブリッド開催となります。
過去の広州交易会に関する記事はこちら(2020-2023)
第136回広州交易会の開催期間:10月15日〜11月4日
広州でオフライン開催される第136回広州交易会の開催期間は、10月15日から11月4日まで。オフライン展示は3つのフェーズで開催中です。
フェーズ1「先进制造」: 10月15日〜19日
フェーズ2「品质家居」:10月23日〜27日
フェーズ3「美好生活」:10月31日〜11月4日
第136回広州交易会は11月4日までの3段階に分けて開催されています。第1段階では、水素エネルギーなどの新しいトピックが紹介されており、エネルギー貯蔵製品専用のエリアを開設。110社以上の新エネルギー企業が参加中です。
総展示面積は前回同様過去最高の155万平方メートル
総展示面積は過去最大規模となった前回と同様155万平方メートルで、55の展示エリアが設けられています。
今回は、3万を超える出展者が115万点の新製品を展示中で、特にデジタル製品やスマート製品は約39万点が展示されており前回と比較して300%増となる一方、グリーン製品や低炭素製品は前回より130%増の104万点が展示中です。
出展者数は前回より約800社増えて、約2万9,400社の輸出出展者と約4,600社の新規出展者がエントリーしています。そのうち自社ブランドを持つ企業は14,000社を超えており、18,000社以上の企業が国際的に認められた各種認証を取得しています。新製品の数は115万点、グリーン製品は104万点、自主知的財産権製品は111万点が出展し、いずれも前回を大幅に上回っています。新製品発表は約400件で、前回比の30%以上増加となる模様です。
深圳市からは1,484社が3,400近くのブースを展示中
深圳市商務局によると、1,484社の深圳企業が同見本市の対面式展示に参加し、3,398のブースを占めています。
その中には、国家レベルの「little giant」企業や、省レベルの専門・ハイテク企業など、新エネルギー、新素材、生物医薬などのハイエンド分野に取り組む企業が含まれています。
オンラインプラットフォームも強化
広州交易会のオンラインプラットフォームは18の機能が最適化されました。参加規模はさらに拡大し、約48,000社が約375万点の製品をアップロードしています。これは前回と比較して企業数が60%、製品数が50%増加したことを意味し、いずれも新記録となっています。
オンライン開催期間
2024年9月16日〜2025年3月15日
新たに広州交易会アプリが誕生
今回新たに広州交易会アプリ(Canton Fair APP)がリリースされました。こちらのリンクからダウンロード可能です。
当アプリを活用することにより、ブース訪問のスケジュールを立てることができ、オンライン事前登録も可能です。出展企業と製品を事前検索したり、インスタントメッセージ機能によりいつでもどこでも企業やバイヤーと連絡が取れるようになりました。
オンライン参加は広州交易会オフィシャルサイトから
オンラインでの参加は、以下の公式サイトにアクセス後、指示に沿って登録してください。
Source:
ShenzhenDaily:Canton Fair draws 1,484 Shenzhen firms 1484家深企亮相广交会