中国のビール市場シェアナンバー1で、世界販売もトップ5に入る「華潤雪花ビール」は、深圳市宝安区にグローバル本部を建設中ですが、建設に先立って12月16日に画期的なビールタウン「BREWTOWN 啤酒小鎮」を開業します。
ビール工場跡地を活用した建築デザインで、巨大スクリーンも設置予定。ビール愛好家達の新たな名所になりそうです。
雪花ビールグローバル本部「华润雪花啤酒总部」建設プロジェクト
グローバル本部の名称は「华润啤酒全球总部基地」と呼ばれ、2026年の完成が予定されています。 本部の建築面積は178,000平方メートル、地下3階、地上42階建てで、総高188.45メートル。 このプロジェクトは「尖岗山-宝安中心区-前海-大铲湾」の中心軸に位置しています。
元々の敷地は深圳の現地ブランド「金威啤酒」の工場でした。2013年に华润啤酒が金威啤酒を53.84億元で買収後、このエリアに本社が設立されることになり、宝安区と協力し100億元を投資して「华润雪花科创城」建設プロジェクトがスタートしました。
将来的には、このエリアが産業研究開発、ビール醸造、産業生産、生産とレジャーなどの機能を統合した複合産業の新興地となり、年間生産量100万キロリットルのクラフト醸造プロジェクトが完了すると、その産業生産額は10億元を超えることが期待されています。
世界的に有名な建築設計会社「Aedas Architects」が設計を担当し、総建築面積は約87万平方メートル。工場で使用されていた発酵タンクをデザインに組み込み、マンションや商業施設、産業用ビルが合わさった建物となります。
BREWTOWN 啤酒小鎮
当プロジェクトの目玉となるのが、「BREWTOWN 啤酒小鎮」と呼ばれるビールタウン。
エリア内には「未来中心广场」「庆典广场」「精酿广场」という3つのメイン広場に加え、花园道、啤酒街という2つのストリートが広がります。
また、試合や音楽フェスティバルを観戦できる巨大スクリーンも敷設される模様。ビールを飲みながらスポーツ観戦が楽しめそうです。
工場の歴史的景観を遺しつつ新たな建造物を創り上げていく様子はとても興味深いものがありますね。近くを通られたときはお立ち寄りください。
アクセス・ロケーション
宝安区创业二路与扬田路交叉口(百度地図リンク)
最寄駅:地下鉄5号線「兴东」駅 B出口
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