深センの観光名所の一つ、莲花山公园では11月22日より新しい観光用無人運転車両「robobus」を導入しました。
robobusはPIX Moving社の開発したレベル4の自動運転機能を備える移動空間車両で、ハンドルやペダル、バックミラーもない独特の形をしています。12月31日まで無料乗車体験が可能です。
目次
PIX Moving社製の移動空間製品「Robobus」(ロボバス)とは
移動空間製品「Robobus」(无人驾驶小巴)を開発したPIX Moving社は、中国の自動運転EVスタートアップ企業。日本でも法人設立しており、TISと資本提携を結んでいます。
robobusは6人乗りで、L4(レベル4)の自律走行能力を備えています。従来の自動車とは異なり前部も後部もなく、ハンドルやペダル、バックミラーなどの部品もありません。その代わり、LiDAR、ミリ波レーダー、カメラなどのセンサーが搭載されており、これにより複雑な道路状況を感知できます。
莲花山公园でrobobus無料体験イベント開催(11/22-12/31)
現在莲花山公园では、robobusの無料体験イベントを開催中。11月22日~12月31日までの期間中、予約不要でどなたでも乗車可能です。
運行時間
11月22日-12月31日
(火曜ー日曜)9:30-12:30、14:00-18:00
* 悪天候(大雨、雷雨など)の場合は運行を中止します。
乗車地点
莲花山公园
ルート
「绿榕路纪念园」→「雨林溪谷」450メートル区間,体験時間8分間
莲花山公园南门から150メートルの位置にある「莲花山公园绿榕路纪念园」入口で乗車
注意事項
- 乗車地点では整然と並び、車両の周りで遊んだりふざけたりしないでください。各車両の乗車定員は5名(スタッフを除く)です。
- スタッフの安全に関する注意事項に従い、シートベルトを着用し、車両内で勝手に移動しないでください。
- 高齢者やお子様が乗車する場合は、親族や友人が付き添い、保護してください。
無人販売車両「Robo-Shop」も
莲花山公园では、robobusの別形態「robo-shop」も展開中。
平日は「金桂路」と「兰盈路」付近に停車し、週末は「风筝广场」に停車中です。robo-shopでは季節限定の铜锣烧(どら焼き)を販売しているのだそう。
他にもある莲花山公园の自動運転車両
莲花山公园園内を走る自動運転車は他にもあり、早くも2021年に自動運転バスが園内を開始していました。こちらも手軽に自動運転を楽しむことができますが、今回のrobobusの方が未来感がありますね。
Source:
ShenzhenDaily:Self-driving bus offers free rides at park 来莲花山公园体验无人驾驶观光车