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【深セン地下鉄7号線】第二期 12月28日開通、大学間の移動がさらに便利に

12月28日、深セン地下鉄7号線<第二期>が開通しました。

当エリアは「西麗湖国際科学教育都市」と呼ばれており、北京大学研究生院、清華大学研究生院、南方科技大学、深圳大学など多くの大学がひしめいています。当路線により大学間の移動がさらに便利になります。

地下鉄5路線一斉開通

深圳地下鉄開通20周年を迎えた2024年12月28日、以下の5路線が新たに同時開通しました。

地下鉄3号線<四期>「双龙」—「坪地六联」

地下鉄7号線<二期>「西丽湖」—「深大丽湖」

地下鉄11号線<二期>「岗厦北」—「华强南」

地下鉄12号線<二期>「海上田园东」—「松岗」

地下鉄13号線<南段>「深圳湾口岸」—「高新中」

最新版の深圳地下鉄路線(画像クリックで拡大)via 深圳地铁

地下鉄7号線(西丽线)

「西丽线」とも呼ばれる深圳地下鉄7号線は2016年に開通。南山区ー福田区ー羅湖区を「V字型」に結ぶ当路線はその名の元となる西麗エリアからスタートし、车公庙地区、皇崗口岸地区、華強北商業地区などの重要地点を結びます。

第二期は2駅が開通、教育と医療の重点エリアに

第二期によって開通したのは以下の2駅。

  • 北大
  • 深大丽湖

延長距離は2.22kmと短いですが、新設された2つの駅は教育と医療分野において重要な意味を持つことになります。実はこのエリアは「西丽湖国际科教城」(西麗湖国際科学教育都市)の一画となり、北京大学研究生院、清华大学研究生院、南方科技大学、深圳大学(西丽キャンパス)など、多くの大学・研究院がひしめいています。

画像クリックで拡大

「北大」駅は、世界大学ランキングで上位に入る北京大学の一部門である深圳研究生院に隣接しており、当駅開通により各大学間の教職員や学生の移動が便利になり、大学都市の文化的な雰囲気が高まることが期待されています。

深大丽湖」駅は、深圳大学总医院に隣接しています。当駅開通により患者と医療スタッフが公共交通手段を利用できるようになり移動効率が向上します。

周辺環境に配慮した建設プロジェクト

当路線は通常の地下鉄拡張工事ではなく、建設プロジェクト全体で環境保護のグリーンコンセプトが導入されました。北大駅の両側に位置するエリアでは、ツル植物など多彩な植物を用いた生態緑化植物防護柵が採用されたため、工事中も騒音が低減し、粉塵吸収の効果がありました。

北大駅のエリアは土石中の巨礫(256mm以上の大きな岩石)の割合が高いという特殊な地質条件だったようです。従来は爆破による工法を採用しますが、施工チームは今回预劈裂+静态破碎技术」(事前破砕+静的破砕技術)を採用。これは石灰や活性剤などを混ぜた「粉砕剤」を注入して体積膨張を起こして亀裂を生じさせて破断するという工法です。この技術は低騒音で粉塵が発生せず、爆破と違って作業時間による制限も受けないので周辺環境への影響を低減できたようです。

また、7号線第2期は国内で初めて少人数の管理モデルを試験的に導入。中心駅である深大丽湖駅が駅群内の駅運営の集中監視と管理を担当しています。

加えて、当路線は深圳地下鉄初のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)デザインを採用。これは建築・土木設計の新しいツールのようですが、このBIMモデルに基づいて作成された3D図面によって設計図面の精度が向上しました。

駅構内の設計コンセプトは「阳光+

7号線二期は「阳光+」という設計コンセプトを持っており、「北大」駅のデザインテーマは「温雅学塾」です。木目とコンクリートで構成された四角い天井デザインは、「思想の自由と包容力」という学術精神を表現しており、窓は北京大学の多様な学術思想を暗喩しているとのこと。

深大丽湖」駅のデザインテーマは「沙河绿廊」。当駅は、柱のないくさび形構造と単一の柱を採用し、自然光と影を組み合わせることで、地上と地下が視覚的に繋がった空間を作り出しているのだそう。

7号線第二期により、西麗地区と周辺エリアがより密接につながり「国際科学教育都市」として発展が促進されることが期待されています。


Source:

深圳新闻网:今天,深圳5条地铁新线集中通车!

深圳地铁:今天,深圳5条地铁新线集中通车!

百度百科:深圳地铁7号线

深圳轨道公安:开通在即!一站去“北大”,来看看这条新线↘

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