【大阪万博】深セン製ヒューマノイドロボット活躍、「深センー大阪」線フライトも復活

現在様々な話題を呼んでいる大阪・関西万博では、深センUBTECH社開発のヒューマノイドロボットがツアーガイドを行い、照明・ディスプレイ設備も深センのLED企業「Unilumin 洲明科技」による技術が使用されています。

加えて、中国南方航空は大阪万博に合わせて「深センー大阪」線を3月30日より復活させました。これにより両都市間の一層の関係強化が期待されています。

2025年大阪・関西万博の中国パビリオン

2025年大阪・関西万博(Expo 2025 Osaka)は、4月13日に一般公開され10月13日まで開催されますが、万博会場内にある中国パビリオンの敷地面積は約3500平方メートルと最大級の大きさです。外観は中国の書簡に着想を得ており、伝統的な中国の巻物の形をしています。正面には、金、篆、隷、行、草の5種類の書体で書かれた119編の有名な漢詩が刻まれています。

展示エリアは「天人合一」、「緑水青山」、「生生不息」の3つから構成されています。また、「二十四節気」をテーマにした大型マルチメディア映像や、「農業百科全書」「耕織図」といったデジタル化展示等が行われています。

他にも中国の月探査機が月面から持ち帰ったサンプルが展示され、有人宇宙船や有人深海探査映像や科大訊飛(iFlytek)の開発したAIモデル「孫悟空」との対話体験など、中国の技術革新に関する情報にも触れることができるのだそう。

今回の万博では184日間の会期中に、中国30の省、自治区、直轄市、および深圳市が中国パビリオン内でイベントを開催します。これは、海外の万博における中国パビリオンとしては過去最多の数となります。深圳周(深センウィーク)は5月12日から14日が予定されています。

UBTECH社ヒューマノイドロボット「Walker C」によるツアーガイド

UBTECH Robotics社の開発したヒューマノイドロボット「Walker C」は、2025年大阪万博の中国パビリオンで唯一のヒューマノイドロボットとしてツアーガイドを行っています。

Image via 深圳卫视深视新闻

Waker Cは今年3月に香港でお披露目されたロボットで、身長163センチ、体重43キロ、時速6キロで歩行して障害物を回避でき、入場者との多言語対話・交流が可能です。

UBTECH Robotics社は2012年3月に設立された深圳市に本社を置くロボットメーカーで、ヒューマノイドロボットのフルスタック技術やインテリジェントサービスロボットソリューションの研究開発、設計、生産を行っています。2020年にはドバイ万博でパンダ型ロボットと共に(前モデルとなる)「Walker X」を中国パビリオンで公式デビューさせました。加えて同社は今回、Walker Cの他にも「悟空」というAI搭載スマートロボットを万博に導入しているのだそう。

UBTECH Robotics社 公式サイト

深圳LED企業「Unilumin 洲明科技」が照明・LEDディスプレイ設備提供

LEDディスプレイスクリーンの売上高および出荷面積で世界第1位のシェアを持つ深圳のグローバル企業「Unilumin 深圳市洲明科技股份有限公司」は、今回の大阪万博における中国パビリオン全体の照明・LED設備全般をサポートしています。ワールドカップやオリンピックをはじめとする世界各国の主要イベントでUnilumin製品が使われていますが、今回の大阪万博中国パビリオンではワンストップの照明システム、LEDディスプレイ、プロジェクションシステムを提供し、没入感の高い文化体験を創出できるようにサポートしています。

Image via 深圳卫视深视新闻

中国南方航空は「深圳ー大阪」便を正式に運航再開

中国南方航空は3月30日より、深センー大阪路線を正式に再開しました。

2025年夏秋フライトシーズンに合わせての運航再開となった当便は日中航空路線網の戦略的な拡大を意味していますが、2,800万人の来場者を見込んでいるこの大阪万博に対する期待も反映されています。

当路線ではエアバスA330型機が使用され、毎日運航します。詳細な運航スケジュールは以下の通り。

CZ8425便:深圳空港(北京時間 午前9時30分)→関西国際空港(日本時間 午後2時15分)

CZ8426便:関西国際空港(日本時間 午後 3時30分)→深圳空港(北京時間 午後6時45分)

航空アナリストは、この路線復活によりイノベーションの拠点である深圳のテクノロジーエコシステムと大阪の先進的製造業セクター間のビジネスおよび観光面でのつながりが強化されると指摘しています。

両都市は2018年に協力覚書に署名を行い、2023年には深セン・大阪イノベーションフォーラム(Shenzhen-Osaka Innovation Forum)を開催しました。今回の航空路線の再開により両都市間の関係がより深まると期待されています。


Source:

2025年日本大阪世博会中国馆省区市活动安排正式公布

ShenzhenDaily:SZ robot stars at China Pavilion, Osaka Expo深圳造机器人将任世博会中国馆“导览大使”

ShenzhenDaily:SZ-Osaka route resumes ahead of World Expo 2025 南航今起复航大阪航线

人民网日文版:大阪世博会中国馆抢先看:传统文化与未来科技交织

中国贸促:2025年日本大阪世博会中国馆正式开馆

洲明科技:央视关注丨洲明光显点亮中国馆,中华文化闪耀大阪世博!

深圳卫视深视新闻:大阪世博会正式开园,中国馆里的“深圳彩蛋”超吸睛

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