
深センにまた一つ新たなランドマークが誕生します。
度々ドローンショーが行われている南山区の深セン人才公園と隣接するエリアに、巨大な複合施設「深セン湾文化広場」が現在建設中。日本の著名デザイナー原研哉氏の設計事務所も携わっています。9月完成予定です。
深圳湾文化广场

「深圳湾文化广场」は、約51,000平方メートルの面積をカバーし、総建築面積は約188,000平方メートル。 地上4階、地下3階の2つのパビリオンで、深圳人才公园とつながるように道路の一部を沈み込ませた開放的な公共スペースとなります。

デザインアート展、デザイン教育、公共文化の場を統合した複合施設である深圳湾文化广场には9つの大型展示ホールがあり、50,000平方メートル以上の展示スペースがあります。330席の学術講演ホール、757席の多目的ホール、アートコレクション図書館などが備わっています。また、世界中のデザイナーブティックやデザインブランドコレクションストアを集め、市民や観光客に豊かなデザインやアート体験を提供します。展示ホールでは、「Design100」「流变传承」「设计永恒」「当代力量」「匠作中国」といった展示が予定されている模様です。

建築デザイン
「开放」(開放)、「品质」(品質)、「生长」(成長)をコンセプトとした当建築物は、テンセント新本社の設計にも携わっている著名な建築家の马岩松氏率いる建築事務所と、日本のデザイナーの原研哉氏率いる原設計事務所が担当しています。




建築全体は、海辺の岩からインスピレーションを得ており、起伏のある都市緑地と組み合わさって「古代」と「未来」という2つの時間軸を対比させているのだそう。敷地内には雲のような8つの石造りの建物が点在します。



打ち放しコンクリートの自由曲線は、約30,000平方メートルの面積を覆っています。高さ27メートルの「one gallery」展示ホールは不規則な形状の曲線構造が特徴です。打ち放しコンクリートの梁は空に向かってそびえ立ち、天窓で交わります。

天井はワッフルのような丸みを帯びた四角形のデザインとなる予定。

当施設を通して中国デザインを世界へ発信
完成予定時期は9月です。将来的にこの場所は、デザインアート展、パフォーマンス、文化活動の中心地となるだけでなく、革新的なクリエイティブ産業のインキュベーションプラットフォームとして世界的なデザインアート交流とイノベーションの重要な拠点となり、当施設を通して中国のデザイン美学が世界へと広がっていくことを目指しているようです。


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