常連さんからは深センの "深夜食堂" と言われている、本格和食家庭料理「佐佐木屋」。オーナーの佐々木さんは30年以上のシェフ経験があり、深センの日本料理屋のアドバイザーもされているのだそうです。どんなところが "深夜食堂" なのでしょうか?
佐佐木屋とは
オーナーの佐々木さんは、18歳の時から30年以上包丁を握ってこられました。日本では、洋食・和食・蕎麦・うどんなど様々なジャンルの料理をこなし、ホテルの料理長の経験を積まれたそうです。深センでは、企業に弁当を作る総菜屋や隠れ屋料理屋を営んでこられたのでご存知の方も多いと思いますが(以前は福田[香梅北]にありました)、今年(2018年)罗湖区で新しく家庭料理屋をオープンしました。
どんな料理を提供しているのでしょうか?
今回は、佐々木さんがお勧め料理を作ってくださいました。最初に出てきたのは…
和食屋なのに、タコス!色がとても綺麗で美味しい!
これ、人気メニューなのだそうです。和食といえば…
そして、自家製の桃酒(美味しい!どんどん飲めてしまって危険です)
他にも、鍋の季節なので日本の鍋が出てきました。
日本食に関連して納豆の話題が出たところ…
デザートも出してくれました。
外はココナッツパウダー、中に餅が入っていてとても柔らかい。何個でもいけてしまう…
なぜ "深夜食堂"?
深夜までは営業していないのに、周りの方からなぜ "深夜食堂" と言われるのか分かった気がします。このお店、お客さんの要望に合わせて色々作ってくれるのです。
どんなお客さんが来るのか尋ねたところ、詩人の卵の女の子が定期的に営業開始直後の5時に訪れるのだそう。なぜ5時なのかというと、佐々木さんが仕込みでリズミカルに卵を割っている音を聞くと、いい詩が書けるのだそう。桃酒を飲んで卵を割る音を聴きながら詩を書いていく…いい光景ですね!他にもギターを弾きに来る人もいたり、近隣の人たちに愛されているお店です。
日本料理店のアドバイザーも!
佐々木さんは、実は他の日本料理店のアドバイザーもされているとのこと。
海外の日本料理店特有の問題かもしれませんが、気をつけないと時間の経過とともに料理の味は変わってしまうそうです。刺身一つとってみても、魚の繊維に逆らって切らないと刺身の生きた感じが出ないのですが、そういった感覚を丁寧に教えていく必要があるのだそう。
他にも、備品が切れた時の応用が利かなかったり、いくつかの面で問題が起きたりするのだそうです。予期せぬトラブルへの対応は経験を積まないと対処が難しいのですね。効率を重視しがちな中で一つ一つのプロセスを踏む大切さや、トラブル対応などを現地の方に伝える佐々木さんは深センで貴重な存在ですね。
営業時間
定休日 : 月曜日
PM5:00 - 11:00 (延長可能)
アクセス・ロケーション
深圳市罗湖区国威路162号最寄駅は…少し遠いです。現時点(2018年12月)では地下鉄2号線の東端「新秀」(Xinxiu)からさらにバスに乗る必要があるので、タクシーやDiDiを使うのが良さそうです。
しかし!(恐らく)2019年中に地下鉄2号線が盐田区の方にまで拡張されます。そこで新しく開通する「莲塘」(Liantang)駅からすぐ近くの場所なので立地が良くなりますね。
連絡先
電話番号:153 6151 9481微信(WeChat):以下QRコードをスキャンしてください(日本語・中国語対応)
罗湖区にお住いの方、忘年会・新年会などにいかがでしょうか!